中国の軍艦『遼寧』が、2025年12月6日から12日にわたり沖縄近海でのレーダー照射と発着艦訓練を行い、その活動は第一列島線を超えて第二列島線まで及んでいる。この動きは、日本を取り囲む戦略的意図を持っており、中国は米中関係の枠内で日本への圧力を強化しているとの見方が専門家から強められている。発着艦回数は初めて計260回を超える規模となり、この活動によって日本側の警戒が頻繁に求められ、リソースに負担をかける「コスト強要戦略」が意図されているとされる。
さらに、中国はグアム近接の戦略的地点、ウォレアイ島で飛行場の復旧作業を進め、旧日本軍の太平洋戦略を参考にこの地域での影響力を拡大しようとしている。

この中国の行動は決して見過ごせない。第一に、日本近海でのレーダー照射や無通告の訓練実施は、国際常識に照らして到底許されない行為であり、これに対する毅然とした対応が求められる。第二に、中国の軍事進出は周辺国への脅威を増大させるだけでなく、地域の安定をも揺るがすものであり、その背後には日本だけでなく国際社会の対応不足を突く意図がある。第三に、今後も続くであろう軍事活動に対し、日本は多国間での協力強化、特にアメリカなど同盟国との連携を強化し、海洋安全保障の強化に努めるべきである。また、外交的問題解決策を積極的に追求する意志を持ち続けるべきだ。私たちは、これらの問題に対する明確な立場を示し、断固たる態度で対応に当たるべき時期に来ている。
国際秩序の根幹を支え、未来を見据えた政治と安全保障の新たなアプローチが必要とされるだろう。
ネットからのコメント
1、中国軍の動きは、戦略的に行動をしています。遼寧による第一列島線突破、レーダー照射、事前通告なしの発着艦訓練は、日本の警戒態勢を恒常的に消耗させる戦略であり、米国へ向けた戦略的メッセージです。中国はすでに第一列島線の内側防衛という段階を越え、第二列島線、さらにはグアムをにらむ太平洋進出を現実のものとしつつあります。ウォレアイ島など旧日本軍が拠点化した地域と、中国の進出ルートが重なっています。これは過去の戦史を研究し、米軍の弱点と補給線を意識した動きと考えるのが自然でしょう。中国は平時から有事転用可能な拠点を着実に積み上げています。米国の国家安全保障戦略は地域同盟国の自助努力を強く求める方向にシフトしており、日本にとって米国が必ず前面に出てくれるとは限りません。スパイ防止法、インテリジェンス強化、南西諸島の防衛体制整備、核シェア、拡大抑止への主体的関与を進めるべき時代です。
2、こういう事案が分かっているなら、「中国は危険な国」と国民にしっかり伝えないと。
中国を利するような情報ばかり流して、高市総理大臣を叩く日常。日本国民の為のメディアなのか、そうでないのか、そこをしっかり明らかにしてください。
3、日本は潜水艦の規模を増やすのが先決だな。核武装の議論はまだまだ時間がかかって仕方ない。まずは通常型の拡充。時間的にまだ大丈夫なら原潜の議論。陸上にはミサイル部隊それを守る防空部隊の整備だな。早く進めないと間に合わない気がしてきた。
4、中国の第二列島線は、東京都の伊豆諸島を起点に、小笠原諸島、サイパン、グアム、パプアニューギニアに至るライン。台湾有事の際に、中国海軍がアメリカ海軍の増援を阻止・妨害するため完成させる計画。東京都の領海まで中国は支配する気なのだから、高市総理の台湾有事存立危機事態になり得る発言も分かるというもの。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/de65b588af766985462bf77cf6ce0fd8854747db,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]