男性の更年期障害が女性のものと同様、深刻な課題となっている。特に40歳以上の男性の約5〜6人に1人が更年期障害を抱える可能性があり、国内の潜在的患者数は600万人にのぼる。症状には「疲れやすさ」「イライラ」「気分の落ち込み」「性機能の低下」などが含まれる。しかし、多くの男性が症状を「認めたくない」「周囲に言いにくい」と感じており、未だに理解や認知が不足している。ホルモン補充療法や漢方薬を通した治療で改善する例もある一方、社会的支援や家族の理解が重要視されている。ストレス社会や役職の責任の増加、評価の減少が症状の引き金となる場合も少なくない。

男性更年期障害というテーマは、これまで目を背けられがちな問題だが、我々が真剣に向き合わなければならない課題だ。
この症状が身体的疲弊だけでなく、イライラや無力感を引き起こし、家族関係や職場関係を悪化させるケースも多い点は見逃せない。症状を抱える男性には自身と向き合う選択肢が必要であり、一方で社会全体としての意識改革も急務である。
まず、男性自身が「弱さを見せても良い」と安心して感じられる社会が求められる。そして、企業は男性更年期に対する教育や相談窓口の設置を推進し、職場内での理解を深めるべきだ。また、家族や周囲の人々には、「責める」のではなく「支える」姿勢で接する重要性を啓蒙すべきである。
男性更年期は、決して個人だけの問題ではない。それは、男性の努力を当然視してきた古い価値観が作り出した結果でもある。我々の社会が柔軟な考えを持ち、一人ひとりの健康と幸福を第一に考える方向に向かわなければ、この課題は根本から解決しない。理解と共感が改善への第一歩となるだろう。
ネットからのコメント
1、近年、男性の更年期についても注目されるようになりましたが、「疲れやすい」「イライラする」などのいわゆる不定愁訴と言われる症状は、男性にとっても辛いものです。
それらは決して珍しいものではなく、誰にでも起こり得ることで、これらは決して本人の甘えなどではなく、体の変化が不調として表れているわけです。だからこそ、気合が足りないとか怠けていると決めつけず、体や心の変化として受け止めてあげることが大切だと思います。
2、私も男性更年期と診断され今注射を受けています。私の症状は倦怠感、活気が出ない、頻尿、性欲低下でした。性格は変わってないと回りには言われていますが、心ではそれなりに絶望感を感じていました。テストステロンのせいだとわかればかなり気も楽になります。少しでも気になる男性には思い切って泌尿器科で診断を受けることをおすすめします。初診は5千円ちょっとでした。
3、ホルモン値で診断がつくわけではなく、健康で症状なくてもホルモン値が低下するのは自然なことですし、ホルモン値が基準値内でもこういった症状は出うるので、ホルモン値を絶対視することはできません。だから診断が難しいのです。ホルモン補充で改善したとしてもプラセボの可能性が否定できませんし。LOHの概念自体は否定しませんが、慎重に扱うべき情報と思います。
4、私も3年前に「更年期障害」の診断ありました。私は48歳で発症したので、「若年性」でした。集中力が続かない、今までにない倦怠感が最初の気づき。検査で男性ホルモン(テストステロン)の値が異常に落ちてました。ちなみに男性なら泌尿器科が専門ということで、すでに頻尿でお世話になっていた先生に診てもらいました。月1回のホルモン注射で平均値まで回復しました。ありがとうございました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/15c6a19f61ccfb886e55f47abd9ca2614f933e6a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]