奈良育英高等学校のサッカー部は、今夏に部員2名を相次いで失いました。一人はエースである森嶋大琥さんであり、彼は7月初めに白血病で急逝しました。続いて、8月初旬に2年生のDF東愛流さんが事故で命を落としました。森嶋さんはスピードと勝負強さを持つ選手で、奈良県予選決勝では先制ゴールを決め、チームを全国大会へ導きました。東さんはムードメーカーとしてチームを支えていました。

相次ぐ悲劇により、ショックで練習に参加できなくなった部員もいましたが、梶村卓監督は部員たちの心が前向きになるまで待ち続けました。選手たちは2人の写真とユニフォームを練習場に置き、「一緒に戦いたい」と意気込みました。10月の選手権大会奈良大会では、2人の思いを背負って粘り強く戦い、県代表の座を獲得しました。森嶋さんは背番号10で選手登録され、チームは全国大会でも彼とともに戦う意義を重んじています。

痛ましい出来事に直面しながらも、その悲しみを乗り越えようとする奈良育英高サッカー部の姿に心からの共感を感じます。仲間を失くした悲しみは計り知れませんが、時間をかけて立ち直り、彼らの思いを受け継ぐ姿勢に敬意を抱かずにはいられません。私も友人を失った経験があり、その時の空虚さや孤独感は今でも胸に残っています。

しかし、彼らと過ごした時間が寄り添い、徐々に未来を考える力に変化してくれました。今、大切なのは森嶋さんと東さんの思いを胸に、一歩一歩前進することです。奈良育英高の皆さんが彼らの夢を追い続け、全国の舞台で素晴らしい試合を見せてくれることを祈っています。やがて、この経験があなた達の人生に大切な教訓として残ることでしょう。

ネットからのコメント

1、先日奈良で行われたユニクロサッカーキッズに息子と行きました。育英高校のお兄さん達、子どもにもとても優しく笑顔が素敵でした。休憩中にもあたたかく声掛けしてくれてサッカー初体験の息子も嬉しそうに話していました。高校サッカーも育英高校も応援しています。がんばれ！

2、6月上旬にはインハイ予選の決勝で点取ってて7月中旬には亡くなるって相当急だったんだな、、更に事故で仲間もう一人亡くなるなんてメンタル持たないよ、、亡くなった仲間がどこか1cm、1mmのところで助けてくれると思う。

3、こんなエピソード聞くと奈良に肩入れしたくなるけど、矢板中央だってここに辿り着くまでに沢山のエピソードが間違いなくあったハズ。

どこの選手も色んな想いを背負ってるのは間違いない。全員が全力を尽くせる事を期待してます。

4、6月上旬の予選で先制点獲った選手が7月初めに亡くなったって、1カ月の間で病気が発覚しあっという間に病状が悪化し亡くなったってことだよね。一昔前格闘技のK−1でチャンピオンにもなったアンディ・フグという選手が白血病であっという間に亡くなったのを思い出してしまった。短期間で2人の仲間が病気、事故で亡くなってしまうなんてとても受け入れられることではなかったと思う。結果はともあれ全国大会で全力を尽くして欲しい。