米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、昨年の議会証言を巡り、司法省からの刑事捜査召喚状を受けたことを11日に公表しました。パウエル氏はこの捜査を「前代未聞」とし、トランプ政権からの圧力の一環と反発しています。トランプ大統領は以前から金融緩和をFRBに要求し、パウエル氏の利下げが遅いと批判しており、解任の可能性も示唆していました。問題の中心にはFRB本部の改修工事のコストがあり、パウエル氏は昨年の公聴会で華美な改修を否定していました。FRBの独立性や金融政策への信頼が揺らぎ、市場の不安定化が懸念される中、パウエル氏は職務を継続し、公共の利益に基づく政策判断を行ったと強調しています。

今回の事件は、FRBの独立性が政治的圧力によって脅かされる深刻な問題を示唆しています。まず明らかにするべきは、捜査の根拠が妥当であるかどうかです。
司法省が政治的な圧力に屈することなく、公平な立場で捜査を行っていることが確認される必要があります。次に、議会はFRBの独立性を保護する法律をより強化し、政治的干渉を受けにくい構造を確立すべきです。また、金融政策における透明性と説明責任をさらに向上させ、市場参加者だけでなく一般市民にも理解しやすい形で政策決定が行われる環境を整えることも重要です。FRBの独立性は、健全な経済運営の根幹です。それが損なわれることで、短期的な政治的利益に基づく意思決定が行われるリスクが増大し、最終的には国民の信頼を失墜させかねません。適切な制度設計を進め、経済政策が政治から自律した形で遂行されることが求められます。
ネットからのコメント
1、FRB議長を政権が刑事捜査するなんて、本来なら民主主義国家ではあり得ない話だと思う。中央銀行の独立性が揺らげば、金融政策は市場ではなく政権の都合で動くようになる。それはドルの信認にも、世界経済にも直結する危険なシグナルだ。パウエル議長の判断が遅いかどうかは議論の余地があるとしても、「気に入らない政策だから捜査する」という前例を作れば、次の議長も、その次の議長も政権の顔色をうかがうようになる。
それこそが一番のリスクだ。金融政策は短期的な人気取りではなく、長期の安定が命。今回の動きは、アメリカ自身がその原則を揺るがしているように見える。
2、トランプによる政敵の排除だろう金融政策において意に沿わない、FRB改修費をめぐり、その場でパウエル議長から認識の誤りを指摘され赤っ恥をかいた「その資料は5年前に建設した別の建物の費用が含まれている」と茂木外務大臣も「トランプさんって横暴なんですか?」というショート動画で語っている。「トランプさんはそんなに詳しくない話でも『俺が絶対、正しいんだ』という感じで話をするんです」とバイアスが強く、プライドも高いのだろう。が、権力者がそのままに振る舞い、誰も止める人がいない様はまるで独裁国家にしか見えない
3、トランプ大統領がどんなに頑張ってももう少しで任期は終わる共和党は次の戦略をどう考えているのでしょうトランプ大統領の特異なキャラクターをつぎなる政治家が引き継げるとは思えない席次から考えると副大統領になるがそこまでのカリスマ性はない景気も好調とはいないと思うし物価高をもたらした政策等この強権政治に民主主義国の国民がいつまでも耐えられないと思うのだか
4、この闘争の背景には、連邦政府機関と民間銀行の側面を併せ持つFRBの特殊な構造と、そのFRBが維持するドル基軸通貨制度という巨大な既得権益構造が存在します。アメリカの覇権を支えるこのシステムへの介入は、巨大な金融資本家との権力闘争を意味し、市場の不確実性を高める最大のリスク要因となっています。政治家が金融の独立性を侵害する構図そのものが、世界経済の信頼を失墜させかねない重大な挑戦と言えます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ae7919d796e8afb6c9929f1532a76b275cbfdce9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]