2025年7月26日午後4時20分、佐賀県伊万里市東山代町長浜の民家で、ベトナム国籍の技能実習生ダム・ズイ・カン容疑者(24)が、住人の椋本舞子さん(40)をナイフで脅して1万1000円を奪い、さらに1000円を脅し取った後、椋本さんの首を切りつけて殺害した。椋本さんの母親(70代)も切りつけられたが命に別条はなかった。
カン容疑者は寮に住んでおり、現場で発見された足跡やインターホンの画像から関与が明らかとなった。警察は27日深夜にカン容疑者を逮捕した。平川署長は早期の逮捕を地域住民の不安解消につながったと述べた。
この事件は、単なる強盗殺人ではなく、無防備な家庭に対する極端な暴力が突如として加わった事例です。カン容疑者がなぜ、このような残虐な行動に出たのか、その背景には複数の社会的要因が絡んでいるのではないでしょうか。
まず、問題の本質は、外国人労働者、特に技能実習生の労働環境にあります。彼らは過酷な労働環境に置かれ、精神的に追い込まれることが少なくありません。加えて、社会との接点が限られ、孤立しがちな環境も犯罪を引き起こしやすい土壌となっています。
さらに、地域社会における治安維持が後手に回っている現状も問題です。
解決策としては、まず外国人労働者への支援を強化することが求められます。具体的には、心理的なケアや社会統合支援を行い、彼らが孤立せずに生きられる環境を作ることです。次に、地域コミュニティの監視や警察活動の強化が必要です。警察の迅速な対応が可能となるよう、犯罪予防の意識を高め、地域住民との連携を深めるべきです。最後に、労働法の整備を進め、外国人労働者が適切な待遇を受けられるよう法的支援を充実させることが、再発防止への第一歩となるでしょう。
犯罪の背後には常に社会的な問題が隠れていることを忘れてはなりません。
ネットからのコメント
1、犯行の事は一度脇に置いて、今のベトナムは政情も安定しているし、経済的にも悪くない。生活事情はちょっと前近代的な部分もあり日本の様なきっちりとした国から行くと粗くて驚くことも多いが、その分良く言えば大らかさもある。円安で大した国内産業も無い今の日本、わざわざ慣れない土地でストレスを抱えて働いても、本国で家が建つなんてこともなく大したうま味もない。
日本に行くのは一種の思い出作りやイベント的な楽しみという人も多いようだが、一定数はもともと犯罪目的の人間もいる、という事。
2、また、技能実習生の犯罪ですね…。この制度、すぐに止めてほしいです。日本人が海外で働くときに現地の住民の物を盗んだり、現地の人を殺害することはないのに、日本にくる外国人は普通に日本人の物を盗んだり、日本人を殺害をする…。どう考えても、制度がおかしいとしか思えません。ガラの悪い低賃金労働者を呼び寄せている事業者にも連帯で責任を取らせてほしいです。参政党、なんとかしてくれ。
3、その食品加工作業の会社の労働条件も詳しく報道した方がいい。寮生活をして働いているにも関わらず強盗事件を起こしたのはなぜなのか。もし会社が劣悪な環境状況で外国人を働かせていたとなると、同様の事件がまた繰り返される可能性がある。
4、日本語講師として、外国人を支援されていた方が命を奪われたという出来事に哀しみと憤りを感じています。ご遺族の心痛は計り知れません。また、日本で暮らす善良な外国人が、今回の事件でより厳しい目にさらされてしまうことを思うと、居たたまれない気持ちになります。
事件が起きた背景には、技能実習制度のずさんな管理や生活支援体制の不備を長年放置してきた政府の無責任な姿勢があると感じています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7847d4bd3c7b12f8bbc2b6f92c2b68c30eadad54,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]