【第一段階：概要（300字以内）】
ヤクルトがフィリーズ傘下2Aを自由契約となった青柳晃洋投手（31）の獲得を本格調査中であることが、7月24日に判明。青柳は1月にポスティングで渡米したが、3Aから2Aへ降格し、防御率7.22と苦戦。阪神時代は通算61勝、22年には最多勝など投手三冠を達成。

現在、ヤクルトは前半戦を22の借金で最下位、チーム防御率3.56・331失点と投手陣に課題があり、補強期限（7月末）を前に青柳獲得へ交渉を加速中。神宮球場での好成績（防御率2.66）も評価されている。

【第二段階：判断 → 批判型】

【批判型コメント（約430字）】
22もの借金を抱えた最下位のヤクルトが、青柳晃洋の獲得に動く。この行動自体は理解できるが、そもそもなぜここまで投手陣が崩壊したのか。防御率3.56、失点331はリーグワースト。勝ち頭がわずか4勝という状況は、単なる不振では済まされない。ドラフト戦略の偏り、育成とリカバリープランの不在、さらにFA戦線の連戦連敗――これらはすべて球団運営の責任だ。

根本的な制度的問題は以下の三点に集約できる。

第一に、即戦力投手への依存と見通しの甘さ。第二に、故障者への備えが薄く、回復までのリソース管理も杜撰。第三に、交渉力の低さが補強失敗を繰り返す土壌となっている。

打開策として、①下部組織（2軍・育成）の投手教育体制の再構築、②選手の身体管理・復帰プロトコルの近代化、③FAやポスティング選手へのアプローチ戦略の刷新が急務だ。

問題の本質を直視し、場当たり的な補強から脱却しなければ、「燕軍団」は何度でも同じ過ちを繰り返す。魅力ある球団へと進化できるか否か、今がその分岐点である。

ネットからのコメント

1、ヤクルトはチーム防御率が3.56で、セ・リーグ唯一の3点台で、阪神はチーム防御率が1.99で、12球団で唯一防御率1点台。阪神は支配下枠が埋まったし、先発の需要は中継ぎに比べるとなかったと思う。ヤクルトは投手難の球団だし、実績ある青柳の需要は高いと思う。戦力的に見たら支配下枠は置いといて、阪神に戻るよりはヤクルトに行くほうが青柳のためになる可能性は高いと思う。まあそれ以前にまだアメリカで頑張るのか、日本に戻るかの青柳の決断次第ではあるけど。

2、青柳は母親がヤクルトレディの仕事をしているしく、お兄さんもヤクルトの会社に勤めているらしいですね。それと事実かどうかは知らないが、昔ヤクルトファンだとか、ヤクルトに入団したい意思があったという話しは見たことがある。彼が近々日本球界に戻るつもりがあるならば、これもひとつの縁となるかもしれない。

3、メジャーに行く前から数字を落としてるのでダメ元で別にダメでも文句言う気はないですただ、枠もまだありますし、スワローズなら一軍での登板のチャンスは回ってくるのは確かでしょうから仮に契約できたら活躍してくれると嬉しいですね

4、スポニチだけでなく報知も出したあたり、だいぶ合意は近いのかも。セリーグだと各球団青柳対策がある程度練られているだけに簡単ではないかもしれないけれど、頑張ってほしい。阪神ファンとして応援してます。