【第一段階:300字以内の概要】
2024年6月下旬から7月25日にかけ、富山市中心部の富山城址公園で営巣していたサギが大量死。確認された死骸は計107羽。6月30日には1日で40羽が発見された。環境省が調査を行ったが、鳥インフルエンザやニューカッスル病などの感染症は否定された。
富山市の気温はこの期間に28.8~36.9度で推移。公園では6月下旬にマツの伐採、水抜き・銅イオン投入などの作業が実施されたが、因果関係は不明。専門家はサギのみの大量死に疑問を示し、さらなる調査を求めている。
【第二段階:批判型】
異常な高温が続いたとはいえ、富山市内の公園でサギが107羽も相次いで死んだという事実は、単なる自然現象では片付けられない異常事態だ。特に注目すべきは、同時期に行われた松の伐採や堀の水抜き作業、銅イオンの投入といった“人為的操作”の数々。いずれも「サギを追い払うため」との説明だが、それが環境にどれほどの負荷を与えたのか、検証すらされていない。
問題の本質は、都市環境における野生動物との共生を「迷惑」として切り捨てる行政の姿勢と、それを支えるずさんな環境管理体制にある。これほどの死骸が出ているのに、感染症以外の可能性を十分に検証しない姿勢は極めて無責任だ。
まずは、①死骸の詳細な解剖および毒物検査の徹底、②人為的介入(伐採・薬剤投入)の環境影響評価、③市民と専門家を交えた生態系保護の在り方の再設計が必要だ。
「迷惑だから排除する」ではなく、「どう共存するか」を考えねば、次に死ぬのはサギではなく、我々の良心だ。
ネットからのコメント
1、先月のニュースを見ていた人は分かるはず。子育て中のコロニーの木の伐採と同時にお堀の水抜きを行うことで、直接手をかけることなく苦情が出ていたサギを減らすことができたようです。・サギの糞害に対し苦情が出ていた・富山城址公園は観光客が多いエリアで、今年はニューヨーク・タイムズの「今年行くべき52ヶ所」に日本の大阪市と富山市が選ばれたため観光客の増加が見込まれる・6/23にお堀の水を抜いた・6/28に再びお堀の水を溜める・お堀の水を抜くと同時に6/23~6/27にサギが営巣中の木を6本伐採した・お堀の魚は死んでいない・過去のお堀の水抜きでも複数羽のサギが死んでいる・市の狙い通り・サギが多数死んでいるのは富山城址公園だけ、暑さが原因ではない・富山城址公園に設置している複数の捕獲用のカラス檻の見た目が悪いため、市は高さ4mの杉のフェンス設置し檻を囲って見えなくした
2、いかなる理由かはわからないが、状況からは人為的な原因という可能性が非常に高いとのこと。確かに野鳥の大量死は稀に起こるが、自然現象であるなら極めて限定された場所だけでこれだけ短期間にほぼ特定の種に起こる事はない。人為的との前提に立った分析がまず必要だろう。その上で否定できたらいいんだけど,果たしてどうだろう。もし人為的だった場合、あとはそれが悪意によるものか、事故的な意図しないものだったか。前者だった場合が非常に深刻なので、1日でも早く死因を明確にしてほしい。
3、暑さじゃないだろ。うちの近所もサギだらけで連日35℃以上の暑さで死んだサギは一羽も見ない。10羽死んでるだけで異常事態だ。100羽なんて。
4、うちの近所の公園もサギがたくさんいます大阪なので毎日猛烈な暑さですが死んでないですよ暑さのせいではない気がします
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a8079a87f0a648af7786f1a6bd92ba77ac706791,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]