2025年7月26日、広島のホットスタッフフィールドで行われたインターハイの男子100メートル決勝で、星稜高校2年生の清水空跳(そらと)が日本高校新記録となる10秒00(追い風1.7メートル)で優勝しました。このタイムは、12年前の桐生祥秀の記録(10秒01)を0秒01塗り替え、10秒00は日本歴代5位のタイムとなり、U-18世界新記録でもあります。
レースは予選通過者24人によるタイムレース形式で行われ、清水は圧倒的なスタートから独走し、速報タイム10秒00が表示され、会場を驚かせました。最終的に9秒995と発表され、公式記録は10秒00に確定しました。この記録は今季日本最速で、東京世界陸上の参加標準記録にもジャスト突破しました。
清水空跳の快挙に喜びの声が上がる一方で、注目すべきはインターハイ決勝の異常なレース形式だ。予選を通過した24人が一発勝負のタイムレース形式で決勝に臨むというのは、競技の公平性に疑問を投げかける。準決勝を省略したことで、選手たちの実力が均等に発揮される場が奪われ、緊張感や戦略の要素が欠如してしまった。このような形式では、レース本来の実力が見えにくくなり、たまたま好調な選手が有利になりやすいのではないか。
さらに、勝者が記録を塗り替えたとしても、それが本当に最高のパフォーマンスを代表しているかどうかは分からない。このようなレース形式に依存せず、選手たちが真の力を発揮できる公平な競技環境を整備すべきだ。競技の質を保ちつつ、より多くの選手が真剣に取り組めるシステムを再考する必要がある。
ネットからのコメント
1、これもタイム決勝効果ですかね女子は速い3人が別の組になってそれぞれが突き抜けた走りで好タイムを出していましたが短距離の場合は同じくらいの速さの選手が視界に入ると動きが固くなって終盤に伸びないことがあります今回のように突き抜けて気持ちよく走ると最高のパフォーマンスが出せます今季の日本人の最高タイムでもあるので世界陸上を狙う一般の選手の刺激になって9秒台を出して世陸に挑んで欲しいね
2、これはものすごい記録が出ましたね!しかも清水選手はまだ2年生。一般的に2年生から3年生へと自己ベストをさらに伸ばす選手は多いので、来年も期待大ですね。桐生選手も高2は10秒19で高3で10秒01まで記録を伸ばしました。
3、日本選手権で自己ベストを更新して、そこから数週間でさらにとんでもない記録更新。しかもまだ高2だから、高校生活あと1年半の中で9秒台も全く夢じゃないし、世界陸上参加標準も突破したので9月に日の丸を背負っている可能性すらある。清水くんか菅野くんが高2最高記録の10.19は破るかもと思っていたら、1組目で追参ながら菅野くんが10.06という好記録。そしたらまさかの3組目で清水くんが公認記録で10.00と上回ってきた。中継を見ていたが驚きが先行して信じられなかった。10.06で勝てないインターハイってなに。
4、伝説作ったよ!素晴らしい。正直、桐生の記録は当分破られないと思っていた。桐生が9秒台を出してから日本人のメンタル面で10秒の壁が破られた事は確かだと思うが、高校生が挑む時が来るとは…。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7bc5cd2e2a909d8524597cff1556f3f4c3569f69,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]