2025年7月25日午後9時15分ごろ、京都市下京区の「京都焼肉enen四条河原町店」で、グリルに消毒用アルコールを投入した際に爆発が起き、女性客(27歳)と女性従業員(21歳)が重いやけどを負いました。女性従業員が屋上ビアガーデンのグリルにアルコールを追加したところ、炎が上がり、その火が近くにいた客と従業員の衣服に燃え移りました。
両者はそれぞれ右腕・左肩、両太ももに重いやけどを負い、いずれも救急搬送されました。警察は業務上過失傷害の容疑も視野に調べています。
今回の事故は、飲食店における安全対策の欠如が引き起こした悲劇です。アルコールをグリルに投入するという危険な行為が発生した背景には、現場での従業員教育の不足や、適切なリスク管理が欠けていることが根本的な原因として挙げられます。このような状況が発生すること自体、店舗側の安全意識の欠如を示しています。
問題の本質は、飲食業界における事故対策の不徹底にあります。業務において危険な行為をする際には、それを予測し、事前に対策を講じる義務が店舗側にはあります。従業員が十分な指導を受けていない場合、その責任は経営者にあります。
解決策としては、まず従業員教育の徹底が求められます。特に危険物を扱う場面では、危険性を十分に理解し、万全の対策を施す必要があります。さらに、店舗側は安全管理規程を見直し、グリルやその他の調理機器に関する適切な使用方法を徹底することが求められます。最後に、事故後の対応が迅速でなければならず、被害者への救済策を早急に講じるべきです。
社会全体としても、安全に対する意識を高め、再発防止に努めるべきです。
ネットからのコメント
1、消毒用アルコールを焼き肉などの料理に使うこと自体、非常識過ぎると思います。含まれるエタノールは常温でも可燃性蒸気が発生し、火が近くにあるとすぐに引火する。各消防庁でも料理などに使ってはいけないと注意喚起しています。当該の店は燃料として使っていたが、良く今まで死人が出ていなかったと思います。今回、火傷を負われた方は本当にお気の毒です。安全管理の上で、これはかなり杜撰で重過失を問われるべき事案でしょう。安易に営業を再開させてはいけないような気がします。
2、以前にもどっかの学校でバーベキューの際にエタノールを燃料的に使用して死者出した事件あったような…店舗ってことは常用してた可能性が高いですね指示されている用途と違う使用法は大変危険です
3、工場勤めです、この手の燃料、危険物の管理や取扱いは、危険物免許所持者や有機溶剤作業主任者講習修了者がやってます。 サービス業や飲食はそういうの無いんでしょうか?知識の無い人が軽々しく扱う品目ではないと思います。 若い女性の重い火傷はケロイドとか心配です、時間掛かっても綺麗に治ると良いですね。
4、消毒用のアルコールを燃料として使っていたってどう考えても危ないのに店長やオーナーは知ってたのかな?火を扱う店は何よりもその扱いを従業員全員に徹底してないと客は味や値段は気にするけど安全は確保されてるもんと思っていくわけやしこういうニュースあったら飲食店全部が社員に研修しないといけないと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cda7218b8c3376c48b3e5e1d85f66a032d5c8135,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]