巨人の阿部慎之助監督が、ラジオ出演中に令和の選手気質について嘆いた。彼は、選手たちの中で積極的に反省し、自責の念を示す姿勢を持つ者が少ないと感じており、ベテラン選手の坂本勇人と丸佳浩のみがその姿勢を持っていると述べた。プロ野球においては、原監督や村田真一から受けた指導や経験を活かし、失敗時に自分から大きな声で謝罪することで状況を回避する「村田戦法」を学んだと振り返る。
しかし、現在の若手選手にはそのような姿勢が不足しているとし、それが自身が記者会見で選手の姿勢を指摘する一因であると明かした。また、サインを出す際のプレッシャーを理解し、反省し行動できる選手育成への期待を示した。

阿部監督の述べた問題は、単なる選手個人の気質の問題にとどまらず、野球界やスポーツ全般における指導者と選手の間のコミュニケーションの課題を浮き彫りにしています。まず、若手選手への指導方法について再考が求められるでしょう。具体的には、指導者自身が選手に寄り添い、積極的にコミュニケーションをとることが重要です。次に、ベテラン選手の成功体験をチーム全体で共有し、若手への手本とする文化を育むことも一つです。最後に、選手自身がミスを恐れずにチャレンジする精神を育むためのメンタルトレーニングの導入も考慮されるべきです。
このままでは、単に過去の成功事例に依存するだけでなく、新しいリーダーを育てることが困難になります。選手が自ら考え反省し、成長する姿勢を持つことが、真に強いチーム作りにつながります。
ネットからのコメント
1、今の時代の考え方に逆行しているかもしれませんが、私は阿部監督の言いたいこと、気持ちは分かります。野球だけに限らず、どのような職種においても、ミスをしてしまったら謝罪する。これは当たり前の事だと思います。「今の若者はこういうものだ」じゃなしに。謝りもせず、何事もなかったかのようにしていると、反省をしているかどうかが伝わらないし、指示をしている人に対して失礼ではないでしょうか。ミスをしたのにも関わらず、謝らない。何も言わずにベンチへ戻ってツラーっと座っている。これは人間として良くないのではないかと思います。
2、いつの時代でも「今の若い奴は」という言葉は繰り返す。 阿部監督が現役時代にも先輩方から「今の若い奴は」と言われてきただろうし、その先輩たちも大先輩たちから「今の若い奴は」と言われてきたはず。そして今の若い選手たちも自分たちが年齢を重ねてくれば後輩たちに対して「今の若い奴は」と嘆くはずである。
要はいつの時代でも、自分たちの時代が厳しく指導され、自分たちは精一杯正当なことをやってきたという、自己中心的な自己満足の世界なんだと思います。
3、阿部監督とすればその前の文脈から、一つ一考えてプレーしているのか、本人が理解しているのか、そういった面が見えない、と云うことも指していると思うね。単にベンチ帰って来て怒られる前に謝れーと言ってる訳ではないと思う。
4、阿部の気持ちもよくわかる。若者との接し方も多様化して難しくなってる。ただ、その中でもうまくやってるチームはあるわけだからそのチームのやり方を参考にした方が建設的かなあ。接し方かもしれないし、そもそものドラフト指名の段階で性格まで見て指名すべきなのかもしれないし。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/034997c58a9637d1c366861f37b495a6a9e2a13d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]