三条市の「北五百川の棚田」で、400年続いた稲作が2025年までで終了することが決まりました。高齢の農家・佐野誠五さん(77)が、イノシシやサルによる獣害の深刻化により耕作を断念。棚田の面積約150アール中120アールを管理し、作付けの多くを担ってきましたが、被害で収穫が見込めなくなり、費用負担が増加。電気柵設置も補助要件を満たさず、自費負担が続いていました。2026年末を最後に終了し、家族向けの稲作に縮小する方針です。

大切な棚田が引退を迎える現実に、深い憤りと失望を感じます。獣害に直面する農家に対して適切な支援策を整備できない現状は、農業という国の基盤を守る責任を果たせていない証です。有害鳥獣の対策は従来型の「地域に任せる」方式ではもはや限界です。防護設備の補助要件緩和や終身的な支援制度、最新技術を活用した獣害防止策の導入が急務です。
また、棚田の文化的価値保護のため、後継者育成や地域観光資源としての維持にも注力すべきです。
鮮やかで美しく歴史ある棚田が消えゆくことは、単に農地が失われるだけではなく、文化や誇りが失われると同義です。その喪失を防ぐ取り組みがなければ、今後も日本各地で同じ問題が繰り返されることでしょう。明日を変えるために、迅速かつ強力な行動が求められます。
ネットからのコメント
1、「心が折れた」。この一言が、実に重いですね。400年続いた棚田が、突然消えるわけではありません。少しずつ人が減り、年を取り、山からイノシシやサルが下りてきて、それでも誰かが黙って草を刈り、水路を直し、米を作ってきた。その“誰か”に、私たちは美しい景色だ、日本の原風景だと言いながら、どれだけ負担を預けてきたのでしょうか。棚田は観光資源であり、水源であり、文化財のような存在です。でも、守っているのは制度ではなく、結局は一人ひとりの農家の体と気力だった。残念ですね、で終わらせるのは簡単です。けれど本当に残したいなら、米を買う、作業を手伝う、獣害対策にお金を出す。
そういう現実的な支えが必要です。美しい風景は、ただで残るものではないんですね。
2、日本の原風景とも言える美しい棚田なので、残ってほしいと思う人は多いでしょう。ただ、棚田は効率の悪い日本の農業の典型でもあり、獣害や高齢化で農家の努力だけでは続けるのが難しいのも現実です。棚田は単なる農地ではなく、景観や先人が築いてきた地域の文化を守る役割もあります観光収入やクラウドファンディングなどを活用して、地域全体で支える仕組みができないものかとも思います
3、棚田って見栄えはいいと思うけど、大きい今時の機械は入らなかったりするから、結局手植えとか手押し機械とかくらいでしかできなかったりするから、今時生産性とか考えると難しいですよね。うちの実家もめっちゃ景色いいところにあるけど、後継ぐ人いなかったりするからだんだん空き田んぼが増えてます。
4、400年続いた営みが途絶えるのは本当に寂しい。高齢化と深刻な獣害の中、個人で電気柵まで自前で設置して頑張るには限界がありますよね。全国には、千葉の大山千枚田のように「棚田オーナー制」を導入し、都市住民や企業の力を借りて、維持に成功している地域もあります。
地域おこし協力隊の参画をきっかけに、こうした外部を巻き込む仕組みがこの地でも立ち上がり、いつかまた美味しいお米が作られる日が来ることを願います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef9607e6bf7e7a5da28274ccd0b0e94164efe22,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]