イスラエル、ヒズボラとの停戦合意を果たすも、米国・イランの覚書崩壊への期待が高まる。6月19日、イスラエルはレバノン南部での戦闘停止に合意し、米国主導のイランとの和平交渉を促す覚書に従った。しかし、イスラエル国内ではこの動きを米国が自国の利益を無視していると感じる国民が71%に上るなど、反発が強い。背景には、イランの核開発や資金供給を巡る米・イラン間の対立が根深く、協議の行き詰まりが予想されることがある。さらに、イスラエルは米国・イラン間の覚書が崩壊する可能性を見越して次の軍事作戦を準備しているとの報道もあり、地域の緊張が続く。
この状況は、国際協調に基づく和平プロセスの脆弱性と、地域紛争の終結がいかに世界規模のパワーバランスに依存しているかを浮き彫りにしました。まず、米国が主導する和平努力そのものが、当事国の不透明な利益争いによって信頼を損ねている点は重大です。例えば、イランのウラン低濃縮権の主張や資金凍結解除要求に対し、米国が譲歩を拒む姿勢は協議の進展を阻み、結果として緊張が和らぐ機会を遠ざけています。
さらに、イスラエルが覚書崩壊を期待し、軍備増強を進めることは、国際社会全体に「力による解決が未だ現実的」との悪しきメッセージを送ることになりかねません。これは長期的な状況悪化を招くだけでなく、平和と安定を望む国々の意志と正反対です。
では、どうすべきか?第一に、米国はイランとの関係改善に向けた具体的施策を示し、信頼の再構築に努めるべきです。第二に、国連などの中立的機関が仲介へ積極介入し、当事国を公平に調整する枠組みを整える必要があります。そして第三に、イスラエルの軍事行動を抑制するため、国際社会が一貫した平和努力を訴えるべきです。
これらの解決策を通じて初めて、解決が見出せない分断の壁に一筋の光を差し込むことができるでしょう。「力によってではなく、対話による未来」こそが、新たな紛争の連鎖を断ち切る唯一の道です。
ネットからのコメント
1、イスラエルは外交による緊張緩和より軍事力行使を優先し、停戦合意後も次の攻撃を視野に入れる姿勢を崩していない。地域の不安定化を招く危険な発想であり強く批判されるべきだ。
一方のトランプ政権も、イスラエルを支え続けながら十分に統制できず、場当たり的な圧力と取引外交を繰り返して混乱を拡大させている。双方の無責任な対応が中東の和平を遠ざけているように思う。
2、これはネタエアフの始めた戦争でしょう。かつて国連で定めた協定も無視して、周辺の地域や国に手を出しているイスラエル。ここは核兵器を持っています。そんな国が協定も無視して殲滅戦のように住宅地、学校、病院おかまいなしに攻撃して暴れているのです。周辺国は堪らないでしょう。アメリカがイスラエルと手を切らない限り、中東情勢は終結しないのではないかと思います。
3、どちらかと言うとネタニヤフがハシゴをかけてトランプを登らせたのだと思います。でもトランプが勝手に降りてしまった。トランプは逃げ上手な一面があります。今回もNATOや日本を巻き込んで逃げようしたし、今も停戦だけして後はフランスやイギリスに任せて逃げようとしている。逃げに転じたトランプを引き戻すのは難しいと思いますよ。TACOという意味を考えれば当然ですね。
4、ベイルートもバグダッドもダマスカスもかつては美しい都市だったと聞く。トリポリはわからないが。ベイルートはパレスチナ紛争で、イラクとリビアは大量兵器で、シリアは代理戦争で荒廃した。テヘランもいずれ荒れ果てるのだろうか?それぞれの国にそれぞれの問題があり、イスラエルがすべてに関与したとは言えないが、やりきれないものがある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c494f58127f65061f11f694a402c31b438f45343,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]