政府が26日に改正警察法施行令を閣議決定し、都道府県警察がサイバー警察部を設置できるようになりました。この改正は、深刻化するサイバー犯罪への対応を強化し、人材や捜査情報を集約して取り締まりを徹底するのが目的です。各警察は発生状況に応じ設置の可否を判断しますが、設置しない場合は警務部がサイバー犯罪の担当となります。この動きに先立ち、警察庁は全国の警察にサイバー業務の一元化を要請していました。新法令は29日に公布・施行され、現場での対応力や効率性の向上が期待されています。

サイバー犯罪が日々高度化する現状を踏まえた今回の改正は、多くの市民にとって安心できる動きに映るかもしれません。しかし一方で、システムの一元化が短期間でどれほど効果を生むかは疑問が残ります。政府は果たして「取り締まりの徹底」という目標を現実的に達成できるのでしょうか?ここに潜む問題は「ハコの整備」に過ぎない可能性です。
まず、多くの警察がサイバー専門家を不足している現状において、どれほどの即戦力を確保できるのか明白ではありません。また、新しい部門間の連携や情報共有の仕組みづくりに時間がかかることが予測され、現実の犯罪防止には直結しにくい懸念があります。また、「サイバー警察部」未設置エリアでの犯罪対策が後手に回る可能性も否定できません。
より効果的な対策として、次のアプローチを提案します。1つ目は、民間企業と連携した先端技術の導入。2つ目は、導入コストを抑えつつ質の高い教育を広域展開すること。そして3つ目に、地方警察同士の情報連携を強化するための共通プラットフォームの作成です。
明確かつ緊急性の高い脅威に直面している以上、「姿勢」だけではなく「実効性」の伴う改革が求められています。一時的な見た目の整備ではなく、真に国民が信頼を置ける仕組みを築き上げるべきです。
ネットからのコメント
1、トクリュウやSNS投資詐欺が盛んに行われている状況を考えれば各都道府県警察全てに設置すべきなんでしょうね。そしてそれぞれ個別に捜査を行うのではなく、横の連携を強化して常に情報共有を行い、広域で捜査してネットを使ったデマや悪質な中傷などもどんどん摘発してほしい。
人材確保が大変だとは思うが、ぜひ頑張ってほしいと思います。
2、サイバー犯罪が国境を越えて拡大する中で、地方ごとに体制が分散していたこと自体がリスクだった。今回の改正で全国に専門部門を置けるようになったのは、ようやく“現実の脅威に合わせた組織づくり”が始まったということ。サイバー空間は従来の犯罪とは性質が違うため、情報の集約と専門人材の確保が最重要課題になる。体制整備はスタートで、ここから実効性が問われる段階に入ったと思う。
3、政府のサイバー攻撃に対する素早い対応は評価出来る。しかしこの犯罪は過去経験したこともなく、眼に見えない相手となる。素直に民間或いはアメリカを中心としたサイバー攻撃専門のインシデント対応会社の力を借りる必要がある。その専門的ノウハウは格段に違いがあり、即戦力として採用することが肝要だと思う。
4、サイバー被害がここまで広がった以上、全国にサイバー警察部を置くのは当然の一歩だと思うただ、予算と人員だけ膨らませて「やってる感」だけ出す組織にならないよう、実際の検挙件数や被害減少をしっかり数字で検証してもらう必要がある高度な人材の確保と育成、それに民間との連携までセットでやらないと、海外拠点の犯罪グループには太刀打ちできないと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a8351cb4b9a9bd954f7011db5b78647d78bdb94a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]