1994年創刊の月刊誌「ダ・ヴィンチ」が2023年10月6日発売の11月号をもって休刊することが、出版大手KADOKAWAより発表されました。同誌は「本の情報誌」としてリクルートにより創刊され、その後の移管や時代の変化を経て32年間にわたり多くの読者に愛されてきました。休刊理由として、出版業界の急激な変化と、読者の情報消費スタイルの多様化が挙げられています。同社は、長年の読者や関係者に感謝を述べるとともに、次なるステージへの発展を目指すとしています。また、定期購読者には返金対応を行うと案内しています。

長年親しまれてきた「ダ・ヴィンチ」の休刊は、多くの文化愛好家にとって衝撃であり残念なニュースです。しかし、出版市場全体の変化や情報媒体の多様化を前に、紙媒体の運命が厳しい局面に立たされている現状に改めて考えさせられます。
「本の楽しさを伝える」という同誌の役割は重要であり、出版業界全体がこうした使命をいかに次世代へつなぐべきかを問われています。
まず、出版物の電子化を一層推進し、多様な読者層にリーチする道を模索するべきです。次に、データ分析を活用し、読者の趣向や購読傾向を深く理解し、より需要に即した内容を提供する仕組みを整える必要があります。また、紙媒体そのものを特別な「体験」として再発明し、デジタルにはない付加価値を示す工夫も課題と考えられます。
32年にわたる歴史を閉じる一方で、同誌の「次なるステージ」がどのような形で私たちに新しい感動を提供してくれるのか、大いに期待したいものです。この結果が社会にポジティブな未来をもたらすよう願います。
ネットからのコメント
1、とても寂しく思う。毎号購読するわけではなかったけれど、好きな作家の特集号は購読していました。思えばインターネットが普及する時代と伴走するようにダ・ヴィンチは歩んでいたのですね。読者が情報を得る主な媒体がネットの現在。作家や出版社、編集者や校閲者などの専門職の方もSNSで情報発信しています。
時代が紙書籍のありようを問うてるようにも感じます。
2、紙媒体で得る情報と、ネットで得る情報、長い文章を読むのに適しているのは紙だと思う。スマホ、タブレットで流し見し、エッセンスだけを得て、短く、浅い情報に慣れて行く。結局、短く浅い理解、短く浅い文章しか書けなくなって行くと思う。AIに丸投げすれば、文章を読みすらしない。今、その流れの転換期なんだと思う。これからの子どもの未来に不安を感じる。
3、文芸誌というよりも、ポップカルチャー・サブカルチャーから文学までを爽やかに伝える独特の立ち位置の雑誌だったと思う。ダ・ヴィンチですら休刊なのかと残念がりつつ、自分自身が図書館で球に手に取る程度となっていたので、忸怩たる思いではある。
4、文字の本だけじゃなく漫画も同列に扱ったのは画期的だった。ヴィジュアルの編集方針も写真や図がたっぷり。華やかで読みやすかった。ライトな文芸誌っていうより本案内のアプローチを転換させた功績がある。紙媒体に向いている工夫された紙面構成。それでも休刊になるのだから時代の流れは無慈悲だ。
そう思っているのに自分も今は雑誌を買って読まない。すべての出版物の電子版購入が常態化。なので紙媒体の衰退を残念がる資格はまったくない。だけど残念に感じる、この身勝手さは何だろう。やっぱり紙媒体で育ってきた自覚がある。心の奥底で紙媒体があってこその電子版って意識があるのかも。気に入った出版物は電子版のあとに紙媒体でも欲しいときあるし。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/26672325f5a1fb44a55ad0e232afd8d04c7e4278,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]