日本の海にもともと生息しない外来種が、江戸末期以降で112種にも達していることが調査で判明しました。これらの外来種には貝や甲殻類、ホヤなどが含まれ、特に77種は船への付着など「意図せず移入されたもの」、35種は釣りエサなど「意図的に導入されたもの」と分類されています。最古の記録は1861年、長崎港で見つかったヨーロッパ原産のナツメボヤ科の一種で、国際的な物流拡大と共に侵入が進んでいます。現在、北海道では二枚貝「ムラサキイガイ」の増加が確認されており、地球温暖化による海水温変化がその原因と推察されています。専門家は外来種の定着が在来種を駆逐し、生態系全体へ深刻な影響を及ぼす可能性を警告しています。

外来種の侵入拡大状況が明らかになりつつある中、この問題への厳しい目が必要です。外来種が100種類以上も定着している現状は、生態系の持続可能性を脅かしかねない深刻な事態です。
その背景には、物流の国際化や地球温暖化が深く関わっており、それ自体は一朝一夕では解決できない問題です。しかし、政府や関係機関、個人が取れる対策は数多くあります。第一に、国際物流における船舶のバラスト水や船体付着物に関する規制を厳格化すること。第二に、外来種チェック体制の強化を図り、侵入を未然に防ぐこと。第三に、既に定着している外来種の駆除や管理プロジェクトに積極的に取り組むことが挙げられます。海洋生態系のバランスは、地域の漁業や観光産業にも大きな影響を与える重要な問題です。未来の海を守るためには、今すぐ具体的な行動が求められます。放置は損失を広げるだけであり、迅速な対策こそが海と人間の共存を可能にします。
ネットからのコメント
1、海の生物は海水温の1℃の差にとても敏感だそうです。これは地上の気温が氷点下から40℃まで大きく変化するのに対して、海水温の変化は夏と冬で比較しても10℃程度であることからも想像がつきます。先日見たテレビ番組では、今まで南方に生息していた生物が東京湾で冬を越せるようになったとありました。
同様の事は多摩川でも言われていますね。船に付着して来た外来種まで含め、海面下では対処のしようが無いと思います。
2、船への付着もそうだけど船の重さ調整をする現地の海で汲み上げるバラスト水に混ざってくることも多く、逆に日本からはワカメやらハゼやらが運ばれて外国の海の環境に影響を与えてるというのだから、これに関しては海運という現代社会に不可欠な活動のが原因なので誰も責められない、強いて言えば人類全体の責任になるんだよなバラスト水汲み上げる時に細かいフィルターをかけるとか温度上げて処理するとかで対応できそうな気もするけど、それをやるとコストも時間もかかるので結局は人間の都合優先で止めることはできない...
3、海洋生物を専門に取り扱っています。海の外来種の増加は、必ずしも悪いことだけではありません。海はもともと潮流や気候変動によって生物の分布が変わり続けてきた環境であり、新しい種の流入そのものは自然界でも起きてきました。実際には、外来種が減少した在来種の役割を補い、食物連鎖や海底環境を維持する場合があります。
温暖化によって海の環境が急速に変化する中、新しい環境に適応できる外来種が生態系を支える可能性もあります。また、種数や遺伝的多様性が増えることで、生態系の生産性が高まったり、新たな漁業資源として地域経済に役立ったりする例もあります。在来種と外来種を単純に善悪で分けるのではなく、変化する海をどう安定させるかという視点も必要です。革命防衛隊にも情報提供を続けていきます。
4、海の外来種は船のバラスト水と一緒に運ばれたり船体に付着したものが港で繁殖する事が多く、草や虫、淡水魚などのように意図的に持ち込まれるものとは違った対策が必要ですね。そういえば日本のワカメもバラスト水で北米に運ばれてしまい、現地では侵略的外来種としてかなり問題になっていると聞きました。何でも北米では海草を食べる習慣がなく(そもそも消化が出来ないので腹痛になるらしい)ワカメが生えても嬉しくないとの事。ムラサキカイも食用になるなら良いのにと思いました
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6161f77317d585e1e40528935595642c26685340,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]