2025年7月24日、東京メトロは2026年春から、タッチ決済対応のクレジットカードによる後払い乗車サービスを開始することを発表した。この新サービスでは、事前に乗車券を購入しなくても、クレジットカードを自動改札機にタッチするだけで乗車が可能になる。利用者は、改札を通過する際にカードで運賃が決済される。
対象となるのはタッチ決済対応のクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードで、スマートフォンなどでのタッチ決済にも対応する。事前登録は不要で、これにより、利用者は乗車券の購入やチャージの手間を省けることができる。サービスの詳細については、後日案内される予定。
今回の東京メトロのタッチ決済導入は、確かに便利なサービスの一環として歓迎すべきだ。しかし、その背景に潜む制度的な問題を見逃してはいけない。この新サービスにより、利便性を享受できるのは、カード決済を活用できる一部の層だけに限られる可能性がある。日本では依然として現金主義が根強く、特に高齢者や金融リテラシーが低い層にとっては、アクセスできない状況が生まれる恐れがある。
さらに、クレジットカード決済を前提にすることで、プライバシーやセキュリティの問題も懸念される。個人情報の漏洩リスクやカード会社の手数料問題が、最終的に利用者の負担となり得る。
解決策として、以下の三点を提案する。
高齢者や現金利用者向けに、デジタルデバイドを解消するサポートを強化する。利用者のプライバシー保護を強化し、カード決済以外の選択肢を提供する。セキュリティ対策を強化し、不正利用防止を徹底する。便利さの陰に隠れた不平等を無視せず、すべての人々に公平なサービスを提供することが、真の進歩である。
ネットからのコメント
1、福岡でもタッチ決済が出来る改札が増えてきましたが、今の処理速度では危ないです。ICカードに比べるとワンテンポ遅いので、自動改札で一瞬立ち止まるような形になります。朝のラッシュ時に自動改札で立ち止まるなんて、後ろから衝突されるリスクが高まります。せめてICカード同等の速度にしなければ、いつかどこかで将棋倒しのような事故につながると思います。
2、クレカのタッチ決済を先月使ってみたけど10円未満は切り上げでの支払いみたいですね。
使用履歴のメールも即時じゃなく翌日まとめて届くし、これならPASMOの方が良いと思います。
3、ほぼ毎日使うような旅客はPASMOなどの方が読み取りスピードや安定性で勝るかもしれませんが、たまーにしか使わない旅客はPASMOにロックがかかってしまうことがあって不便(券売機で10円とかチャージすれば復活しますが)。クレカのタッチ決済が使えるようになると、その点は心配がなくなるのが良いかもしれない。チャージ残高を気にする必要もないし。
4、結局毎日使う通勤、通学区間は既存のICカードで定期券を買うことになるだろうし、それ以外に電車を使うときに残高が足りなくて改札閉じたり、都度チャージの確認や手間が省けるのは使い分け出来ていいと思うでもクレジットカードのタッチ処理って若干ラグがあって、ICカードみたいに瞬時のタッチで処理出来なさそうだけど処理できるまで数秒改札閉じて開いてみたいな感じになるのかなそれだとICカードでいいやとかなりそうではあるが
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a63a09db5bba9685e8c3d53223eeba7f42e51a13,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]