介護保険サービスの利用計画を立案するケアマネジャーのうち、資格を持つにも関わらず職務に従事しない「潜在ケアマネ」が約4割、推計12万5千人いることが判明しました。この実態は、共同通信が行った全国47都道府県への調査によって明らかになりました。主な原因としては、賃金や勤務環境などの処遇が悪いことや、法定研修の受講が義務付けられることが就職をためらわせているとされています。
高齢化に伴いケアマネの需要が増加している一方で、従事者の年齢層は上昇し、これからの減少が懸念されています。資格は5年ごとの更新制であり、指定の期間に研修を受ける必要があります。

これに対するコメント:
ケアマネジャーの資格を持ちながら実務に従事しない状態は、介護サービスの持続可能性に重大な脅威をもたらしています。介護現場の処遇改善が怠られ、必要な人材が十分に活用されていない状況はあまりに異常です。多くのケアマネが職務を避ける理由として、賃金や勤務環境の不備が挙げられますが、これは制度の欠陥を示しています。改善にはまず、賃金の引き上げと勤務環境の見直しが必要です。次に、法定研修の負担を軽減する手続きを導入し、資格保有者が容易に就業できる体制を整えるべきです。最後に、人材確保のための全国的な就職促進キャンペーンが求められています。
このような措置が、ケアマネの不足問題を解消する鍵となるでしょう。ケアマネ資格が単なる形式にとどまらず、人々の健康と福祉を支える実質的な役割を果たすための変革が早急に必要です。
ネットからのコメント
1、低賃金で5年毎の更新研修、かなりの時間を割いて費用は数万円の実費。魅力がなくやり手がいないのは当然です。ケアマネをつけないと介護保険の利用自体ができず、困るのは保険料を払っている利用者かと思います。介護保険法の改正を待たず、処遇改善と併せて早急に見直す必要があります。
2、介護現場で夜勤をしてると、夜勤手当の月4万が減るとなると、×12で単純計算50万近く変わります。その分基本給やボーナスが増えるかと言われたら増えません。資格を取るために多額の出費、ケアマネとしての重労働や頻繁に高齢者や家族から電話がかかり対応に追われる。にも関わらず給料は下がる。まず夜勤をする現場職員より給料を高く出さないとやらないと思います。では、なぜケアマネ資格だけはとるのか?夜勤が難しくなった頃に働き口を確保するため以外の何物でもない。
何度でも言います。ケアマネを増やしたければまずは、給料を上げましょう。
3、元主任ケアマネで、まだ、有効期限は数年ありますが、一旦、老人福祉から離れてます。仕事量、カスハラ、更新研修、お給料。どれを取っても割に合わないですね。せめてお給料が手厚いなら、多少の我慢はしますよ。でも、頑張っても頑張っても、みあわないお給料だし、心削っても、体に鞭打っても、全てに疲れました。ケアマネは利用者や家族のご用聞きじゃないですよ。国家公務員と同等の待遇にしても、戻るケアマネは一定数いるとは思うけど、戻りたいと思うケアマネ少ないと思いますよ。
4、親の介護でケアマネさんを使いはじめて思ったけど、すごくありがたいし頼れるし大感謝しているけど、これ仕事としてはメッチャ大変じゃ……?ということ。親が事故からの緊急入院とかあって、警察さんにケアマネさんの電話と名前聞かれたので、連絡あるかもしれませんとSMS打ったら、夜中まで対応してくれて「ケアマネってのはこういう仕事です」(かっこいい!でも大丈夫?)その前にもデイサービス終わりで倒れて救急車とかの時も、私が駆けつけるまで(半端な遠方で一時間半は急いでもかかる)対応してくれて、医師の話終わるまでいてくれて、父を家まで送ると私が終電なくなるときに迎えにきてくれたりもあって、いや、大感謝なんだけど、ケアマネさんって待遇とかいいわけじゃないんでしょ!報酬にみあってないんじゃない?と心配になってしまう。
同じ事求められるなら無理だと思うって思った。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a6ca1365886347e2fc6e591d5c8a25218402ffd0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]