事件概要:日本の学校での水泳授業が縮小・廃止される動きが広がる中、元競泳選手の萩原智子氏がSNSで水泳教育の重要性を訴え、大きな反響を呼びました。従来の授業は生命を守る教育の役割を担っていましたが、予算削減や施設の老朽化、教職員の負担増などが原因で、民間委託や地域差が生じています。日本での年間水難事故数は約1500件、うち死者・行方不明者は約800人に達しており、水泳教育の重要性が再認識されています。萩原氏は、水泳の形態が変わったとしても生命を守る学びを途絶えさせない必要性を強調し、多方面からの対応を求めています。

コメント:学校教育で水泳授業の縮小や廃止が進んでいる現状は、深刻な社会の欠陥を示しています。本来、水泳は競技力向上以上に、生命を守るための技能を習得させる重要な教育活動です。現在の課題は、予算の削減、施設の老朽化、教職員への過剰な負担に起因していますが、その結果として子どもたちが命を守る術を学ぶ機会が失われつつあります。
この問題の背景には、教育政策の誤った優先順位、学校現場への過度な責任転嫁、そして地域間での教育環境の格差があります。これを改善するためにはまず、1) 国による水泳教育の実施基準の見直しと統一、2) 老朽化施設の改修への財政支援、3) 民間との連携強化による効率化と安全性向上が求められます。また、着衣水泳や水辺の安全教育の義務化も迅速に進めるべきです。
教育は無形の社会資本であり、未来への投資です。命を守る技能まで切り捨てるような現状は、健全な社会の理念に反します。水泳教育の形が変わるとしても、その本質的意義を守る努力を怠れば、未来の子どもたちの安全が犠牲となるでしょう。迅速かつ具体的な行動が必要です。
ネットからのコメント
1、学校のプール掃除って、教員がほとんどやって、高学年がやって、仕上げは再び教員がやって、水が抜けるか、ちゃんとたまるか、心配の連続で、水質管理を毎日して、主の指導の人、プールサイドに2人、プールの中にも2人の教員が必要で、プール担当の教員は本当に大変。働き方改革というのならば、まずはここからでお願いしたい。
2、私の地域では早い段階で学校でのプールは中止になってる。そして地域にある民間のプール教室(複数)と連携が始まった。移動もプール教室のバスが担ってくれるし、指導も含めて全て民間教室で完結してる。(少子化で人数が多くないからこそバスに乗れちゃう...)学校側からすると水道代も含めたコストを考えたら、外注の方が圧倒的にお得らしい。プール教室も空き時間の利用とか、顧客獲得に繋がるのでしょう。もちろん導入までには教育委員会や様々な法令ルールの壁があったのだと思うけど、ありがたい話です。使用されなくなったプールの敷地を有効活用できたら、言うことなしでしょう!
3、「水泳の授業で泳げるようにならない」というのをプール縮小肯定の根拠にしてる人が見かけられますが、ちょっと違うのでは。体育の授業でやる他の種目(たとえば鉄棒、跳び箱)だって、全員ができるまで練習させられるわけではない。体育の授業では、「➀スポーツの各種目に触れてみる」「②体を動かすことは健康い必要だと身をもって知る」「③生きるために必要なフィジカルスキルがあることを知り、体験する」という場であればいいと思う。
水泳は③に当たる。完璧にできるようにならなくても「コレが必要だ」と知らされれば、独学で習得したり、学校以外の場所で習うこともできる。いわば、家庭科で家事の基本(調理・裁縫・掃除・洗濯・家庭経済など)に触れるのと同じく、必要なコトだと思います。これを学校でこそ教えるべき。
4、記事にもあるが、日本の学校にプールが広く整備されるようになったのは紫雲丸事故や、1955年に起きた橋北中学校水難事故からの教訓であり、命を守るための仕組みのひとつです。ほぼ全国の小中学校で水泳の授業をやっていても毎年何人もの子供たちが水難事故で命を失うのに、学校からプールが消えてゆくことには強い危惧を感じます。もちろんプールの維持管理に教職員の多大な負担があることは問題だと思いますが、世界でも稀有なほぼ全国民がプールで水泳の授業を受けられるという環境は出来るだけ維持してほしいですし、スポーツ施設でやるにしても授業時間の削減などがなるべくないようになればいいのですが。難しいんでしょうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/55f8ee71dc053abdd74d7ca83cb9de4ea9d26f91,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]