中国税関総署が発表した11月のデータによると、中国から日本へのレアアース磁石の輸出量は前月比34.7%増加し、304トンに達しました。今年最大の月間輸出量です。一方、アメリカへの輸出は11.4%減少の581トンとなり、全体の輸出量は12.4%増の6149トンです。台湾有事をめぐる高市早苗首相の国会答弁で日中関係が悪化している中、中国はレアアースに関しては具体的な対抗措置を講じていません。
また、10月の米中首脳会談での合意を受け、レアアース輸出の個別審査を不要とする包括許可が発行され始めています。
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レアアースの輸出量が増加したことは一見喜ばしいが、背後に潜む複雑な国際関係を見過ごしてはならない。日中間の緊張が高まる中でのこの動きは、単なる経済的な数字以上の意味を持つ。制度的問題として、レアアースの輸出管理が一国の動向に大きく左右される現状は、安全保障上の脆弱性として見直しが必要だ。まず、日本はレアアースの供給源を多様化し、中国依存を減らすべきである。次に、政府は国際的な供給ネットワークの構築を進め、リスク分散を図る必要がある。最後に、国内でのレアアースの再利用技術や代替材料の研究開発を加速することが求められる。我々は、こうした国際情勢に対し、ただの傍観者であってはならず、積極的な行動を取ることで自らの価値観を守るべきだ。
ネットからのコメント
1、中国がレアアース規制をためらうのは、日本からのフォトレジストなどの報復措置を警戒しているからです。過去にWTO違反とされた前例もあり、再発すれば国際的な信頼を損ないます。
規制は日本の脱中国依存を加速させ、中国自身の産業にも打撃となります。つまり、レアアースは簡単には切れない伝家の宝刀なのです。
2、日中関係が緊張していても、レアアース磁石の対日輸出は増えている。要は中国側も「政治で揺さぶりつつ、経済は使い分ける」現実的なカード運用をしているということだと思います。だから日本側も「言ってやったぜ」で終わるのではなく、外交・安全保障の言葉と同時に、サプライチェーンや代替調達、国内生産・在庫などの手当てをセットで進めないと困る。強い言葉だけで現実が動くほど、国際関係は単純じゃないです。
3、失業率40%実質経済成長率2%と噂されるほど中国経済は悪い。鉄鋼などは造り過ぎのため輸出ダンピング。経済学者や中国通は、例の劉勁松ポケット局長がポケット映像を撮らせたその足で日本企業を訪問して撤退しないよう求め、支援を約束している。2010年の尖閣国有化の時とは中国の経済情勢、日本の中国だのみのレアアースやレアメタルの輸入を分散した成果だ。しかし渡航自粛は構わないがレーダー照射は自衛官の命、一歩間違えば交戦。
国防に根幹に関わることなので絶対に許せない。
4、世界各国がレアアース鉱山の開発を行っているからね。売れるうちに売っておこうと考えているのだろう。アメリカ、オーストラリア、トルコの新鉱山、それに日本の海底鉱山もあるしね。世界は中国依存度を下げる動きをしている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce9664d3695bf87ca769aa2eb6c8caf9ce17260a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]