日本の若者の海外旅行離れが深刻化しており、2024年のパスポート保有率はわずか17.5%にとどまっています。これは韓国、台湾、アメリカと比較しても非常に低い数字です。特に20代の未経験率は2010年の41.7%から2016年には51.8%に増加しています。調査によると、海外旅行に対する意識は「行きたい派」と「行きたくない派」に分かれており、その違いは経済状況やSNS利用の差に起因していると考えられています。
海外旅行への関心の低下は、世界情勢や経済状況、SNSでの情報収集が影響しています。多くの若者は「行きたくても行けない」状況にあり、旅行が遠い存在になりつつあります。
【批判型】
日本の若者の海外旅行離れが進行している現状は、非常に深刻な問題です。パスポート保有率17.5%という低さは、国際的な視野を持つべき世代が閉塞感に苦しんでいることを如実に物語っています。この現状を引き起こしている要因には、経済的な困難やSNSによる情報の過剰提供がありますが、それだけでなく、根底にある社会制度や政策の欠陥が大きな問題です。まず、若者にもっと手軽に海外に行けるような支援をするために、旅行費用を支援するプログラムや低コストで海外へ出やすい環境を整備する必要があります。
さらに、SNSやデジタル技術を駆使し、海外に関する情報を提供するだけでなく、リアルな体験の重要性をもっと強調するキャンペーンが求められます。また、海外旅行が文化や知識を深める機会であることを教育現場で伝え、若者の視野を広げる取り組みを行うべきです。このままでは、国際的に孤立し、自己閉塞的な文化が根付くことになるでしょう。
ネットからのコメント
1、中学生の頃に見た旅行作家の紀行文を読んで世界中旅がしたいという衝動に駆られ、バックパッカーとして各地渡り歩きました。その時の経験で本当に好きなものに出会い、今はそれを生業にしています。もちろんそれをするためにアルバイト、家族に心配かけないための話し合い、旅のあとそれをどう繋げるかなど必死で考え抜いたことも多々あったけれど、まずは行動に移したからどうにかなりました。世界でいろんなものを見てその結果「やっぱ日本が一番」と思えたらそれは経験した結果なのだから、やはり若い世代にはとにかく気になったらやってみる、行ってみるの心は持ち続けてほしいと思います。
2、日本に暮しているたまにリュックひとつで世界を周る外国人の若者を見かけることがある。
日本でもひと昔前にヒッピー的な自由を求めて世界を見て周る若者が少しはいた。でも今はほとんどいないと思う。自分も含めてだが世界中を見て周ってたくさん知らない世界を見たい、知識を得たいと思えなくなった。バイタリティの低下というか珍しい自然や遺跡は動画でも見られるし⋯もちろん動画と体験は違うだろう。でもなんだかそのような活力が湧いてこない日常を過ごしている気がします。
3、今の若い人は、学生時代は生活費のためにアルバイト、社会人になったら奨学金の返済で自由に使えるお金も無い上に、まとまった休みを取得するのも今だにハードルが高い。そんな生活状態で、しかも円安で割高だし海外旅行なんて楽しむ余裕ないですよね。海外旅行は確かに良い経験ですが、それに先立つ時間とお金が無ければ土俵にすら立てないのです。。本当にこの国の未来を考えるなら、働き方を変えていかないとどんどん他の国に置いてかれてしまいます。
4、人生、楽しんだもん勝ちです。海外旅行が一番とは言わないけど、経験しないよりはした方が良いですね。何事も経験だしね。
個人的には、初心者には欧米(どこでも)、アジア(カンボジア、ネパールあたり)を旅してもらい、中級者クラスにはインド、中東、中南米、アフリカに行ってもらいたい。 一人旅なら現地の人と戯れても楽しい。欧米では多少難しいが、アジア、中近東アフリカ、中南米なら楽しめる。危険もたまにあるが、人の優しさにも触れられる。楽しんで欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d9eabff5da7d9222c90fc0813817343182f62c61,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]