石破茂首相は、7月20日の参院選での大敗後、自民党内からの退陣要求に対抗し、外交を通じて政権維持を図ろうとしている。日米関税合意の履行に向けて米政府の動きを注視し、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)や日韓首脳会談などの外交日程を積極的にこなしている。ウクライナ支援のオンライン会合では欧州各国と歩調を合わせ、米大統領の譲歩を懸念する姿勢を示した。
内閣支持率は上昇に転じ、首相退陣への反対が賛成を上回る結果が続いている。
石破首相は、政治日程の停滞は国際情勢に悪影響を及ぼすとして、続投の必要性を強調しつつ、外交手腕を発揮することで自らの立場を強化している。しかし、日米関税合意の不履行問題が浮上し、最終的に訪米して直接合意履行を求める可能性もある。首相の公務に取り組む姿勢が世論を引きつけ、内閣の支持率を押し上げている。
石破首相の外交努力は確かに国際社会との関係を強化する上で重要です。しかし、この現状には問題点が潜んでいます。参院選での大敗を受け、国内政治における支持基盤が揺らいでいる状況下で、政治家が政権維持を試みようとすると、重要な課題が見過ごされる恐れがあります。特に日米関税合意の不履行問題は、国際的な信用を損なう可能性を秘めています。
日本の指導者は、政権維持だけでなく、国家の利益を最優先に動くべきです。
まず、政府は国民と党内の声をしっかりと聞き、政権の正当性を民主的に確立することが肝要です。第二に、合意履行に向けて米政府との関係を再構築し、公平かつ透明性のある交渉を行うことで、国際的な信用を回復させる必要があります。最後に、政治家は短期的な利益ではなく、長期的な政策の実現を目指し、国民の支持を得る努力を続けるべきです。
政権維持を試みることが許されるのは、その努力が国民の利益に直結する時です。石破首相に必要なのは、自己の政権を維持するためだけでなく、日本と国際社会全体のために働くこと。それこそが、真のリーダーシップを発揮する道です。
ネットからのコメント
1、ホンマに辞めたくなくて、しがみつくのも分かるけど、まずはトップとしての責任を取って辞任し、再度総裁選に立候補して当選すれば、何も問題ないのですが…。これだけしがみつくのは、2度と手に入れられるか分からない、やっと手に入れた総理を簡単に手放すかと言うのと、石破の自分のせいで負けた訳でないと思い込んでいるのか、自分ほど名前が残る素晴らしい総理はいないと思っているのかだと思います。
2、1番不得意とする分野だと思いますが。アメリカとの関税交渉も赤沢に全て丸投げという姿勢と判断は誰が見ても不適格。アメリカから日本は銀行と言われても仕方ありませんが、非常に屈辱的な事ですよね。石破氏が1番得意とするのは後ろから味方を撃つ事だけです。就任以来、国益をもたらしたものはありませんよね。
3、この報道に、支持が向上傾向にあるように書かれている事に大きな疑問が有ります。外交は過程の評価ではなく、結果的に日本に有益であって初めて評価が上昇するものです。どういった外交活動の結果、本来なら得られない利益が石破首相の尽力によって好転的に得られましたというなら理解出来ない事もありません。騙されないようにしなければと、改めて思います。
4、腕組みでボッチで席に座って座ったまま握手。日常会話レベルの英語も話せないから互いを知る会話も出来ず、そもそも外交らしい経験も無いのに外交で得点出来ると思えない。ホワイトハウスの暖炉の前でトランプと対面した姿を思い出すと今でも恥ずかしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/efa3d83019ec87cfba02f1c83ae81c437cdf1ed6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]