大阪・関西万博の入場券売上高が、運営黒字化ラインの969億円を突破した。協会幹部は自然災害などの想定外の費用がなければ黒字化する見込みだと述べた。前売り券は目標に届かなかったが、開幕後に口コミで評価が上がったため、15日時点で販売枚数は前週より56万枚増加し1866万枚を記録。運営予算は1160億円で、入場券収入の8割以上を969億円で見込んでいたため、約1800万枚の販売で黒字ラインを超える計算となる。
特殊な出費がなければ、黒字化は確実との見方があり、約100億円の黒字が見込まれる。
今回の万博の状況は、初めの期待値が低かったものの、予想以上の売上を達成した点で一つの成功と言える。しかし、入場券の購入率が出遅れた原因としてパビリオンの建設や展示内容の問題、さらには敷地から発生するメタンガスの爆発事故への懸念が挙げられます。こうした問題はイベントの運営におけるリスク要因として事前に検討されるべきでした。まず、建設スケジュールを厳密に管理し、展示内容に関する情報を早期に発信することが重要です。また、安全対策の強化を通じて、事故の可能性を極力減らす計画を事前に整えるべきでした。さらに、効率的なリスク管理体制を構築し、潜在的な不安要素を明瞭に解消することで、国民や訪問者に安心感を提供することが求められます。
イベント成功に寄与するこれらの策は、運営の透明度を高め、信頼感を増すものとなるでしょう。イベント計画の段階からこれらをしっかり組み込むことの重要性を改めて理解する必要があります。
ネットからのコメント
1、万博というのは、国の威信をかけて全世界を招いて開催される国家の一大イベント。それが盛り上がらずに失敗に終われば国の威信にも関わるし、折角出展してくれた各国にも申し訳ない。その意味で、チケット売り上げが黒字化ラインに達したというのは喜ばしいことだと思う。万博が成功したかどうかは、チケットの売上げだけではない。海外からの観光客増加や地域経済の活性化、さらには国民が世界の文化や先端技術に触れて鼓舞されるという精神的効果、これらが全て万博の成果だと思う。これからますます盛り上がり、大成功となることを願う。
2、こればっかりは3代にわたる首長リレーによって、10年がかりで成し得た維新の政策実現力の賜物ですね。大阪府と大阪市が誘致を正式に表明したのは2014年8月。日本維新の会を率いた松井一郎知事(当時)らが旗振り役となり、18年11月、ロシア、アゼルバイジャンとの誘致レースを制して開催地に決まったのです。
3、まずは一安心と言った所か。大赤字の可能性もあったからね。盛り上がる事はいいと思う。
4、建設費の赤字云々と言っている人たちは、自分の街の図書館とか公園とか道路の建設費をどうやって黒字化させるつもりなのでしょうか?公共事業の成否は、黒字・赤字ではなく、費用対効果(費用便益比)で測るべきもの。万博は、建設費を大幅に上回る経済波及効果が試算されており、それに加えて教育や学びの場としての意義も大きく、費用対効果の高い事業だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5d6a4505b5ea65f505f5ae1dd6a235cde671e2d3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]