8月7日、第107回全国高校野球選手権大会第3日の第4試合で、広陵(広島)は旭川志峯(北北海道)に3-1で逆転勝利し、春夏通算80勝目(史上6校目)を達成。今年1月、野球部寮内で部員間の暴力行為が発覚し、3月に日本高野連から厳重注意を受け、学校は被害生徒への謝罪文を公表。第三者委員会による調査が継続中。試合では4回に先制されるも高橋海翔選手の三塁打などで逆転、6・7回に犠飛で加点。
先発の堀田昂佑投手が124球で3安打10奪三振1失点(自責0)の完投勝利。
暴力行為が発生したのは、組織の指導体制や人間関係の健全性が機能不全に陥った証拠である。高校野球は教育活動の一環であり、勝敗以前に安全で尊厳ある環境が不可欠だ。名門と称される学校であっても、密室性の高い寮生活では上下関係が暴走しやすく、監督や学校の管理責任は免れない。再発防止には、①部員の声を匿名で吸い上げる第三者窓口の常設、②定期的な外部監査による生活環境チェック、③指導者研修での人権教育義務化が必要だ。華やかな甲子園の舞台裏で、人権が犠牲になる構造を放置するなら、その勝利は空虚だ。真に誇れる伝統とは、勝つ強さよりも、弱き者を守る強さで築かれるべきだ。
ネットからのコメント
1、こんな暴力事件、強豪校ならどこでもある話…昔はまだ酷かったよ。
なんて思ってる人が少なからずいると思います。だからダメなんです。無くならないんです。イジメや暴力で解決出来る事など一つもありません。被害者は一生のキズを負います。朝が来るのも嫌になります。また、ある程度の年齢になると親やチームに迷惑がかかると変に気を使い、我慢して周りに相談すら出来なくなる。それじゃダメなんです。高校生活、高校野球、甲子園の主役は勿論選手ですが、大人が関わってる以上ジャッジを間違えたらいけないと思います。
2、「やったモン勝ち」なんでしょうね?第三者委員会まで設置される件も試合前には「反省して大会迎えている」とか「試合する生徒には「失礼な事をした」とか…同じような不祥事があった高校は反省して辞退してきた。この前例を尊重するなら辞退するべきなのにね?初戦後に相手チームの生徒が握手拒否して批判されているけど…握手なんて義務じゃないからね?仲間殴った手なんか触りたくない気持ちは尊重するよ。純粋に球児が主役の大会にこういう「名門の我」を持ち込んで欲しくないわ。
3、これまでには高校野球は部員の暴力問題等の不祥事があった時には、公式試合は自主的に辞退する事が通例であったかと思います。ましてや高野連も認識しているにも拘わらずに厳重注意だけで禊を済ませているようである事には違和感が半端ではありません。仮にもこのままに広陵が勝ち進んでいっても、万感の拍手喝采とはならないかと思いますので、広陵は早々に甲子園大会から途中辞退する事が望ましいのではないかと思います。
4、結局、普段から怒鳴ったり厳しい指導をしている監督が笑顔なんか出来るものではない。ある程度厳しい指導も許されることだろうけど、今回の騒動そうだけど、強豪校だからと傲慢になっていたのではないかな?県の高野連も全国高野連も甘い判断が、結果的に様々な情報が流出したのであって、県大会から辞退や出場禁止にしておくべきであった。これまでも多少の不祥事をもみ消したりうやむやにしてきたことが露見しただけで、氷山の一角なのだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c9aa3ad1cb327434a0da68c1e46cb2f825fbd815,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]