2023年9月から10月にかけて読売新聞社が実施した全国世論調査によると、約7割の国民が女性天皇を認めることに賛成しています。また、皇位継承に関して「女系も認める方がよい」との意見が64％に達し、「男系を維持する方がよい」の13％を大きく上回っています。一方で、将来の皇位継承が難しくなることへの不安を感じる人が68％あり、国会による早急な結論を求める意見も67％にのぼります。

背景には三笠宮家の分裂問題があり、昨年11月の百合子妃の死去により発生した母子の確執は、「親王妃家」という過去にない事態を招いています。国民は皇室の円滑な運営に懸念を抱き、女性天皇や女系天皇の容認を訴えています。

皇室の三笠宮家が抱える母子の対立と分裂は、日本の歴史と伝統に重くのしかかる問題です。寛仁親王の死去後、親王妃である信子妃が三笠宮寛仁親王妃家を創設し、過去にない異例の事態が生まれました。信子妃と娘たちとの激しい確執は、皇族の本来の姿とは遠く、異常な状況です。この問題は、皇室の制度的欠陥と運営における現代的な困難さを表しています。まず、皇位継承制度の改革が必要です。女性天皇や女系天皇へと進むことが、国民の支持を得る一歩となるでしょう。また、皇族費の再検討が求められます。皇族の生活が不安定では、円滑な皇室運営は期待できません。

さらに、皇室内のコミュニケーション改善を図るための助言機関の設置が考えられます。皇室は国民の模範であるべきです。今こそ、古い制度を見直し、新たな時代に対応した方針を打ち立てるべきなのです。これは、未来の皇室の安定を図る重要な改革です。

ネットからのコメント

1、天皇ご一家は良い時も悪い時も取り繕うこと無くお姿を見せて下さいました。何よりも特別なお立場であるのにそれを利用することをなさらず誠実にご自身のお力で勤勉に誠実に歩まれておられるお姿が信頼に繋がり敬意を抱くことになっていると思います。男系男子継承というルールは明治時代の時の政権によるもので時代背景も全く違い、性別に関わらず今に相応しい方が皇位継承出来る様に見直しが必要だと思います。国民が敬意を抱くことが出来る方が皇位継承出来ることが大切だと思います。

2、天皇陛下御一家の仲睦まじさは今後の希望となります。直系長子でおられる敬宮さまが立太子されるのが自然の流れだと思います。知性品格、所作と申し分無くラオスご訪問では両国の絆を確固たるものにされました。世界平和を願われる敬宮さまが天皇陛下の跡を繋いで行かれる方だと願っています。

3、所作が美しく、素人目で見ても心が綺麗であることが良くわかります。特別なお立場であっても自分の虚栄心を満たすためではなく、相手への敬意を常に忘れない言動は日本人の心を幸せに導くと思います。

4、女性天皇に関する世論調査と、国会の状勢に大きな乖離が生じている原因は、日本会議などの団体等による、ロビー活動が大きく影響していると考えられる。多いときでは、国会議員の約４割が日本会議国会議員懇談会の会員となっており、男系男子を覆すのは容易ではない。真剣に女性天皇の実現を考えるのであれば、女性天皇を実現するロビー団体の設立やロビイストの獲得・養成が必要となる。どの世論調査でも、女性天皇については、常に７割程度以上の支持があるので、多くのロビー活動や献金を実施すれば、国会議員の賛同は得られるものと思います。