プロボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(帝拳)が10月の試合でWBO世界同級王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)と対戦し、1-2の物議を醸す判定で敗れた。高見陣営は「117-111の採点はありえない」と不満を表明し、判定への疑問が浮上。試合では、高見がボディショットで攻勢をかけたが、サンティアゴは足を使った逃げの戦法でポイントを重ね、「ラスベガス採点」の影響も指摘された。
試合後、高見は判定に驚きを隠せず、自身の試合プランについても無策と批判を受けた。再戦を主張する声もあるが、高見はフライ級への階級変更を明かし、再起を誓った。

ジャッジが示した判定の異常さは、ボクシングの採点制度の欠陥を浮き彫りにしています。現行制度は、ジャッジの主観に依存しすぎており、公平性が危ぶまれます。特に今回の試合では、「117-111」という一人のジャッジの極端な判定があり、これが多くの関係者から批判されています。制度の欠陥を改善するためには、まずジャッジングの基準を開示し透明性を高めることが必要です。また、国際的なボクシング団体は、ジャッジの技術向上を目指す研修制度を導入するべきでしょう。さらに、試合後の判定に対する検証プロセスを公式に設けることで、判定への信頼性を高められるはずです。
このような制度変更は、選手やファンが納得できる真のスポーツマンシップの促進に繋がります。議論の余地がある現状のままでは、ファンや選手たちの信頼を失い続けるだけです。公平で透明性のある仕組みを構築し、スポーツの公正さを守ることが求められています。

ネットからのコメント
1、117-111はもう大差判定の部類だけれど、現行のラウンドマストシステムを採用している限り、僅差に見える試合でこういう結果が出てきてしまうことは当然あり得ることだと思う。 各ラウンドが明白な差があれば1ポイントどちらかにいくけれど、ほとんど差がなくて、それでもどちらかにつけなければいけなくて、実際には0.1ポイントくらいの感じの僅かな差のラウンドであっても、1ポイント差として振り分けられ、なおかつ同じようなラウンドがずっと続けば、ジャッジは、採点基準はあるとはいえ、結局自分の物差しと好みでつけ続けるわけなので一方的な採点になってしまって不思議はない。
・・なので、「クレイジーだ」とか「どこを見てたんだ?」は違うと思う。この今の採点方法を採り続ける限り、こういうことが起こって当然であるし、見た目の印象と実際に出た判定の乖離を問題視するなら、ラウンドマストシステムはやめるべきだと思う。
2、前半はほぼサンティアゴだと思いますね。前半、高見はボディのヒットはあったが顔へのヒットは殆ど無かったと思う。一方サンティアゴは軽い効かないパンチだけどちょこちょこ当ててる。帝拳の選手は一発病にかかってるよ。他の選手にも言えるけど、狙いすぎて手数が経る傾向にある。パンチが効いたか効かないかは見た目ではっきり分からないと普通のパンチと同じ。効かないパンチでも多く手を出し、ちょこちょこ当てていたサンティアゴに判定は流れると思う。
3、正直言ってどっちでもいいかな。この内容じゃどのみちサンチアゴも高見も安定した王者にはなれないでしょう。今頃上位ランカーは相手がサンチアゴだろうと高見だろうと大いにチャンスありと見てると思います。
4、素人ですが、ライブで見ていました。私は逆に高見を有利につけている人がいてスプリットになったことに驚いています。
試合後の正直な感想は3-0の判定負けと思ったからですね…ポイント差はマストシステムなので大差になる事もあると思いますが、ジャッジを批判するのは違うのかなと…
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/458bb364ed8fe5c619befc80c45d3f26e03e473e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]