女性用トイレの行列問題は、国が解決に向けた指針案を発表したことで再び注目されています。女性用トイレの便器数が多くの施設で男性用よりも少ない現状が問題視されており、大阪市や商業施設では女性トイレに30人の行列ができる一方で、男性トイレに列はありませんでした。国交省の調査では特に駅施設で男性用1に対し女性用0.63と大きな格差が確認されています。指針案では女性用便器数を男性用以上とする方針が示されましたが、強制力がなく、改修コストも課題。事業者は利用状況を調査しながら段階的に改善を進める方針です。

女性用トイレの行列問題は単なる利便性の話ではなく、ジェンダー平等や社会基盤整備の不備を象徴しています。女性が衣服の着脱や月経への配慮で男性よりも時間がかかることは周知の事実にもかかわらず、トイレ設計は長らく男性優位の基準で行われてきました。
この背景には女性の社会進出が進む一方で、施設の男女平等が後回しにされてきた社会構造があると言えます。
解決策として、まずは公共施設や商業施設ごとに利用実態調査を進めることが急務です。その結果を基に、女性トイレ増設を義務化する法整備が必要です。また、事業者には改修費用の一部を補助し、負担軽減を図るべきです。さらに、短期的には便器の男女間の可変対策やコストの低い技術的工夫(例えばデジタルサインによる空室管理)の導入を拡充するべきです。
この問題は施設設計における歴史的欠陥を象徴しており、現代の社会価値観にそぐわないものです。トイレの問題を解決しない限り、ジェンダー平等や女性の社会的役割を支える基盤も揺らぎ続けるでしょう。国と事業者が協力し、早急な改善を図ることが求められます。
ネットからのコメント
1、男子トイレの個室は圧倒的に不足しています。駅、商業施設、どこへ行ってもそうです。ひどい施設だと最上階まで行かなければならず、しかも個室は1つか2つです。男子小便器は隣との仕切りがなく密接していて、丸見え状態で羞恥心を犠牲にしているので回転が早いだけ。
個室はどこも常に行列ができています。「女子トイレの便器数を男子以上に」という発想はあまりにも不適切、完全に男性差別です。
2、男性用トイレの場合、個室の数は現状でも女性用より明らかに少ないため、スマホ利用などの「こもり」が発生すると、その影響が大きくなります。会社のトイレでは、1台ある和式のトイレは空いている方が多いのですが、2台の洋式トイレはほとんどの時間で使用中になっています。(社員は男性が多い)トイレの個室では、携帯電波やwifiの遮断などを検討するべきかもしれません。
3、今日あるイベントでトイレに行った。例の如く女性トイレのみ建物の外まで長蛇の列。それでもまあまあのスピードで使用者が出てくるので程なく建物内に入れて待っていた。すると前の人達が「左の2つの個室はちっとも出てこない」と不満が漏れた。確かに回転しているのは右の2室だけ。私も右に入って使用時間が短い訳がわかった。右の2室は和式トイレだったのだ。のんびり座れずさっさと出てきたくなる。一方で左側2室は洋式で両方ともまだ出ていなかった。
思えば昔は和式トイレのみでもっと使用時間が短かった。洋式トイレで座り込んでゆっくりしている人が結構いるのかも。使う身になると洋式トイレは居心地良いが、多数の人が殺到する場所では和式の方が使用時間が短かくて済む。女性トイレの数を増やすことは必要だが、とりあえずのんびり居座る人に、もう少し早く出てきては貰えないだろうか。
4、数年前に青山劇場で観劇した時、幕間に休暇でトイレに行った連れが中々戻って来なくて時間に間に合うかヒヤヒヤした事がある。後で聞いたら二階のトイレがすごい行列で係の人に一階にトイレに行くように誘導されたが、一階のトイレも長蛇の列だったそうだ。青山劇場は古い劇場なので女子トイレが絶対的に少なくなかったのだろうと思う。考えてみたら女子トイレは個室しか無いので男子トイレと同じ面積だと単純に便器の数が少なくなる。回転率も男よりも悪い。物理的にも時間的にも行列が出来る要素が揃っているのだ。施設によっては女子トイレにのみオムツ交換台のある個室もあり、より個数が少なくなっている場合もある。
今までの設計者がそこまで考慮してなかったのは不思議といえば不思議である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e1e1b3d0008aa78cd6a54efcbeeb2cd69a76495,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]