2023年9月22日、東京都内での講演で、旧民主党の幹事長を務めた輿石東元参院副議長が現在の野党の状況について厳しい見解を示した。輿石氏は、首相指名選挙において野党連携が実現しなかったことに対し、「まとまれば政権交代は十分可能だったが、互いの違いを強調しすぎ、連携する覚悟がなかった」と野党の分断を批判した。また、日本維新の会が高市早苗首相に国会議員の定数削減を受け入れさせたことに関して「比例代表の削減は小さな政党に不利であり、自民党と維新だけで決めるのは問題だ」と、これが選挙と国会の根幹に関わると指摘した。
野党の連携の失敗と首相指名選挙での結果は、政治の現状を露呈しています。野党間の不一致が、政権交代の現実的な可能性を妨げているのは明らかです。現状では、それぞれの政党が自らの立場のみを主張し、有効な協力関係を築けていないことが、政治の停滞を生んでいます。この問題の本質は、政党間の信頼関係の欠如と、共通の目標設定の不在にあるでしょう。解決策として、まずはすべての野党が共通の政策プラットフォームを作成し、選挙戦略を練ることが必要です。次に、対話の促進と協力意識の醸成、更にはリーダーシップを強化することで、党内と他党間での大局的な視野を持つべきです.持続可能な政治の未来に向けて、野党は個別の違いを超えて共に歩み、新しい価値観を創出することが求められます。このような取り組みを進めることでこそ、日本の政治は一歩前進できるのです。
ネットからのコメント
1、政権交代は可能だったが、その後の国家ビジョンがあまりにもズレ過ぎていたのでは本末転倒だろう。過日の石破への内閣不信任案も出さないことも然り、全てとは言えないにしろ、裏金ほか批判主体に明け暮れているのでは政権交代に耐えうることなどありえない。
2、日本の野党の足を一番引っ張っているのは皮肉にも「憲法9条」です。このため日本の野党は安全保障政策を真面目に考えず、空理空論を唱えていればそれなりの票が入ります。しかしその結果、いざ政権となると途端にこれまでの発言に足を引っ張られてしまいます。立憲民主党も野田代表らの首脳は安全保障政策で自民党とも大きな違いはありませんが「野党第一党」のために誰でも入れたので、結局安全保障政策で妥協出来ず、野党がまとまれませんでした。このあたりは殆どの主要政党が「NATO加盟」では異論は無い欧州各国とは大きく異なる日本の特殊事情でもあります。
3、野党って真新しい政策は全部新興政党に持っていかれて今の流れだと改憲反対や反原発じゃあ太刀打ちできません。そして残った武器が裏金問題と企業献金禁止なんです。
ただ輿石さんも多額の不記載がありましたがあまり報道もされませんよね。裏金と不記載を使い分けたり自分達の資金源はノータッチで企業献金だけを禁止しようとしてもいずれその話も武器にはならなくなるでしょう。
4、「比例代表を削れば小さい政党ほど被害が大きい。選挙と国会の根幹に関わるので、自民党と維新だけで決めるのは問題だ」政治家みんなで相談してたら絶対定数削減はできませんね。自ら当選する確率を下げることしないでしょうからね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8bfa3ecd03865a8948bc98e3c14af969d34b1c77,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]