欧州中央銀行(ECB)は7月23日、ユーロ導入以来初となる紙幣デザイン刷新に向け、最終候補10案を公表した。候補にはベートーベンやマリア・カラス、レオナルド・ダ・ヴィンチらの肖像画を用いた「欧州の文化」と、「川と鳥」をテーマにした案が含まれる。オンライン調査は9月21日まで実施され、市民の意見を反映したうえで年内に採用案を決定し、数年以内の流通開始を目指す。ユーロ紙幣は2002年の一般流通開始以来、初の全面刷新となり、現在21カ国で使用されている。

紙幣のデザイン変更は単なる見た目の問題ではなく、共通通貨がどのような価値観を象徴するかを示す重要な機会だ。市民参加を取り入れる姿勢は評価できる一方で、選考基準や結果の透明性が十分でなければ、せっかくの取り組みも形式的なものと受け止められかねない。今後は、①選定理由を詳細に公開すること、②各国・各世代の意見が公平に反映されているか検証すること、③新デザインの文化的・歴史的意義を広く発信することが重要だ。
多様性と透明性を両立できてこそ、新しい紙幣は単なる決済手段ではなく、欧州全体の結束を象徴する存在として多くの人に受け入れられるだろう。
ネットからのコメント
1、やっぱ紙幣の肖像候補は、文化的・学問的な人だよね〜。なんで日本の紙幣の1万円札は経営者になってしまったんだろう。千円札も五千円札もそうだったのに。ありゃ〜ダメだよ。政治経済からは切り離さないと。ビル・ゲイツとかスティーブ・ジョブズとかトランプとかもダメだよ。
2、欧州でもキャッシュレス決済やデジタルユーロの議論が急速に進んでいますが、それでもなお実物紙幣を刷新することには偽造防止技術の更新や通貨への信頼を維持する上で不可欠な意味があります。オンラインで市民の投票や意見を広く募り、納得感を醸成しながら決定していくプロセス自体も、民主的な手続きを重視するECBらしいアプローチだと感じます。
3、今のデザインは複数の国で使用するという理由から空想上の建物のデザインでどの国にも肩入れしないようにしているけどこれがなくなるってことか。
デザイン的には新デザインの方がよさそうだけど、複数国で意見をまとめるの大変そうだ。
4、ナポレオンとかみたいな軍人や政治家の類だと、どうしてもEU各国の利害関係とかから好意的に扱われない人も多いだろうからね…ベートーベンやダヴィンチみたいな技術者や芸術家の方が使いやすいだろうとは思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f69ff35c29924462a558a19d43da9881a3744208,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]