【事件概要】
大分県北部の宇佐市では、7月の降雨量が平年の1割程度にとどまり、水不足が深刻化しています。梅雨明けが異常に早く、今後も少雨が予想されている中、特に出穂期を迎えたコメの生育に影響が出ています。宇佐市内の一部田んぼでは、7月下旬から水不足で地表にひび割れが広がり、農業用水の不足が顕著に表れています。
水が届かないため、農業関係者は深刻な危機感を抱えており、「このままだと10日ほどで全て枯れてしまう」と訴えています。農業用ダムの貯水率も低く、現状のままでは収穫に影響が出ると予想されています。
【コメント】
大分県の水不足問題は、農業や地域経済への重大な影響をもたらしています。これは単なる気象現象にとどまらず、長期的な水資源管理と気候変動への適応が問われる問題です。現状の農業用ダムの規模や水利の分配システムは明らかに不十分であり、早急な改善が必要です。まず、ダムの増設や、効率的な水の管理システムを導入することが急務です。次に、農業用水の分配を公平に行うための地域協力を強化し、農家間での資源共有を可能にすべきです。
最後に、気候変動に対する長期的な対策として、持続可能な水管理のための技術革新が求められます。この問題は、農業や食料安全保障のみならず、地域全体の生計に深刻な影響を及ぼすため、迅速な対応が不可欠です。
ネットからのコメント
1、川からポンプ等で水を汲んで用水路に流すと、この地域は塩害の危険があります。地図で確認すると、この地域は海に場所の近いようです。 数年前に新潟で同じような少雨の時、川からポンプ揚水したが川の水位が下がっていたため通常淡水の場所まで汽水域になっており、塩害で被害が出たことがありました。いま九州に降っている雨で、少しでも持ち直してくれることを祈っております。
2、私は宇佐平野に供給される源流の山間部でダムの対象外です。すでに私の田んぼは水が無さすぎて干上がって枯れています。まだ中規模、大規模農家は取り上げられ心配され場合によっては対応や対策までしてくれますが山間部の小規模農家は期待できません。ご先祖さんから受け継いだ土地なので頑張ってますが息子の代では無理ですね。せっかく頑張って田植えをしましたが枯れていく稲を見ると悲しいですね。
3、小規模ですが農業をやってて思うことは、農作物は根に水が行けばいいということだけではなく、上から降ってくる雨が必要な気がします。実や葉や茎に水が当たる、あるいは雨が当たる振動とか、そういうものが農作物の成長にいい影響を与えているような気がする。
4、端的に言えば、川からポンプで田んぼに引くことは可能かもしれないが、1箇所ならば可能かもしれないが現実的では無い。川も干上がっている、農業用水路も干上がっている、あとは枯れる水田の稲を日々観察して顔面蒼白になるだけです……1日2日の雨だけでは足りないでしょう、日本は山があって水は豊富とは言われますけど、結局雨が降ってそれが豊かな水資源の源で、今年は例年に比べ暑さもあってダムとかも水上蒸発は格段に上がっているとは思いますから……放流したくても無いものはどうしようもない、コメに限ったことでもない、飲水にしても過去にあった平成の水不足のようなことにもなりかねないよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/45f2c75ea1a6624b4f85328143ea15bcd843697d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]