【事件概要】
2024年7月31日、静岡県伊東市の田久保眞紀市長(55)は、学歴詐称疑惑と辞職撤回に関する記者会見を、津波注意報発令中にもかかわらず、海辺の伊東市観光会館で強行開催。会見は本来、市役所8階の安全な大会議室で行われる予定だったが、30日夜に急きょ変更され、地元記者クラブ以外の記者は排除された。
観光会館は岸壁から約20メートル、海抜4.2mという危険地帯で、当日は津波による避難指示も出ていた。最終的に市長は辞職を撤回し、質疑も限られた短時間で終了した。
【コメント】
津波注意報下で、意図的に危険な海辺の会場に変更してまで記者会見を開いた伊東市長。その背景には、都合の悪い追及を避けるため、記者クラブ以外を排除する意図があったと見られる。これは、安全軽視に加え、言論統制とも言える異常な対応だ。
根本の問題は、市政の透明性を担保すべき場で、特定メディアだけを優遇し、市民に対する説明責任を回避した体質にある。市の災害対策責任者である市長自らが「津波注意報=安全」と誤解し、避難区域にある会場を選んだ点は、公務の基本すら逸脱している。
今後、市政の信頼回復には、①記者会見の公的運営の徹底、②非常時の行動基準の明文化、③市長後援会と行政の明確な分離が急務だ。
「批判に耳を塞ぎ、形式だけ整える」。それは市民に対する裏切りであり、公職にある者の資格を疑わせる。伊東の海の前で繰り返された“排除の会見”は、まさに説明責任の墓場だった。
ネットからのコメント
1、有権者に対して失礼な対応かと思いました。このような方が立候補者として出てくると今後の選挙への信頼性が揺るぎかねない事象かと思います。選挙の信頼性は民主主義の信頼性にも影響するかと思います。伊東市の議員の方は大変かと思いますが、ひとつずつ丁寧にご対処お願い致します。
2、警報から注意報に変わったとはいえ、あの最中に海岸に近い施設で記者会見を行うとは…危機管理意識すらも無い人なんだな。首長としても人としてもあり得ない。
3、たった1か月前の約束も全て反故にする市長が、将来的に何を市民と約束できるのだろう?本当にこの市長で伊東市民は納得できるのか?市議会は議論を交わせるのか?そもそも市長、市議会議員の歳費は伊東市民の税金から出ている。
市政が停滞した分、市長、市議会議員は報酬を返上すべきではないのか?市長は公約がどうのこうの言っているが、公約だって口約束。いつこの様に反故にされるか分かったもんじゃない。一刻も早く議会で不信任案を可決するべき。
4、この会見の準備、運営、片付けに、市役所職員が関わっていたのかな。21時過ぎまで、市長のために働いていたなら、かわいそう。さらに、税金の無駄。市長自身の問題なので、苦情対応、会見対応など対応の労力、経費は、全て市長負担が当然です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/15d21f1234e0f0bac070df371a2b23316182ff96,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]