地方公務員は一般的に「高給取り」と見られることがありますが、実際にはその給与水準は異なります。総務省の令和6年地方公務員給与実態調査によれば、一般行政職の平均給与は40万2761円で、ボーナスを加算した年収は約644万7397円です。一方、国税庁のデータによると、民間の平均給与は478万円です。この比較では、地方公務員の年収が若干高いですが、民間には正社員以外も含まれており、職種や役職、自治体によって公務員の給与も変動します。
地方公務員の給与は安定性があり、年功序列的で急激な昇給は少ない一方、大企業の民間社員は成果や業績で年収が大きく変わることがあります。

地方公務員の給料に対するイメージと実態のギャップは、制度や社会全体の価値観の問題ともいえるでしょう。公務員の給与が公開されていること、安定性への評価から、給料が良いと誤解されることが多いですが、単純に「高給取り」とは言い難い側面があります。この誤解は社会の中でよくある偏見の一つと考えられます。本質を理解するには、統計と制度の違いをしっかりと認識し、多角的な判断を行うことが必要です。より公平で実態を反映した評価が求められ、給与体系の透明性をさらに高めることが社会の理解を深める助けとなるでしょう。例えば、1.公務員の給与構造についてより詳しい情報を公開すること、2.
教育機関で給与制度について学ぶ機会を増やすこと、3.企業や公務員双方で収入や働き方について議論するプラットフォームを設けることが考えられます。社会全体での所得評価が変化することで公平性が高まり、偏見が軽減されると期待されます。
ネットからのコメント
1、公務員と言っても地方公務員と国家公務員がいるし、簡単に公務員→高収入じゃないし、公務員なりの苦労だって絶えないと思う。窓口業務とかなら無理難題を押し付けてくる人間だっていれば選挙があれば帰れない日だってあるでしょう。そんなに公務員がいいならそもそも自分が挑戦すれば良いのにって思う。安定は民間よりずっと高いけど、高収入かといえばそれほどでもない。第一、ちゃんと勉強してきたから公務員になれる。そこを忘れちゃいけないわな。
2、600万だったら一般と変わらないというのは普通の感覚かなと思います。別に大企業じゃなくても、そこそこな年齢やキャリアを積めば稼げますよね。公務員はめっちゃ稼げるわけではないけど、年齢や勤続年数で給料上がっていくから安定してるのがいいところ。
逆に出世コースに乗って年収2000万!とかにはなれないのが悪いところ(キャリア組は別として)。まあどちらを取るかは、その人次第ですかね。私は公務員の方を選びました。まあ普通の公務員じゃないですけど。
3、まあ給与は高くないだろうけど、人事委員会勧告で決まるから、地方は比較対象の問題で公務員の方が高いのでは?まあ、それよりは入職時から有給が与えられ、病気休暇、休職の取扱いなど給与以外の面では明らかに民間より良いでしょう。
4、正しくは、低くはない、という感じでしょう。それなりの会社から公務員に転職すると、基本的に給料が下がり、そのかわり、仕事は余裕ができるはずです。給料は、それなりの企業の平均値から算出されるような方式になっているので、高くなることはありません。最近も、官僚からある有名外資系の企業に転職した人と知り合いましたが、確かにこの能力の人を安い値段でこき使う今のキャリア公務員の給与体系は間違っていると思いました。昔のように、若い時には給料が安く国にごほうこうしたが、天下りでそれなりに回収できるというような枠組みが無ければ、能力のある人はやらないでしょう。
マスコミに踊らされて、国家公務員の給与に云々する弊害だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ada2d54c29172099e31956b8a92ddf3e704ba669,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]