新日本プロレスの親会社、ブシロードが約14年間保持していた全株式を、テレビ朝日とサイバーエージェントに約36億円で譲渡する契約を発表しました。ブシロードは2012年に約5億円で株式を取得し、「暗黒時代」と呼ばれた時期からのV字回復を実現した立役者です。一方、今年3月には女子プロレス「スターダム」の株式をブシロードに残し、今回の譲渡が予測されていました。譲渡は映像・デジタル戦略の最大化を理由としており、今後テレビ朝日の子会社として新体制がスタートします。

ブシロードの株式譲渡に関して批判が必要との判断:
今回の株式譲渡は、新日本プロレスのファンや関係者にとって衝撃的ですが、その背景に隠れた問題を見逃すわけにはいきません。まず、コロナ禍からの回復が進む現在、団体の売上高が過去最高を記録し、集客も成功している状況での譲渡はタイミングの疑問を招きます。
販売価格が約36億円と報じられる一方、新日本が過去に44億円の資金調達を実施しており、経営戦略の一貫性が問われます。
制度的欠陥も見逃せません。日本のスポーツ産業は、資本主義が優先される結果、経営者や親会社の決定がファンや選手の意見を全く考慮しない形で進むことが一般的です。プロレスという伝統ある業界で、新日本プロレスが急速な株主変動にさらされる状況はその典型です。企業価値の最大化という言葉の裏で、現地の観客やファンは現状維持に不安を抱かざるを得ません。
解決策は明確です。第一に、スポーツファンや地域コミュニティが意見を表明しやすい仕組みを構築すべきです。第二に、プロレス団体が金融リスクに直面する際に政府や自治体が一定の介入を果たすべきです。第三に、株式譲渡時には透明性をさらに高め、客観的な審査機関の導入を検討すべきです。
ファンが熱狂的に支持してきた団体が、資本の論理だけで将来を左右される事例は日本全体のスポーツ文化にも悪影響を及ぼします。真剣に議論すべき時が迫っています。
ネットからのコメント
1、さすが元証券マンという感じだな。ユークスから譲り受けた新日本プロレスを大きくして、棚橋社長の引退興業というドル箱が終われば、「この辺で」という感じで損切りをした感じにも見えるね。そして一番の注目点は、新日本プロレスは手放しても、スターダムはブシロードの手元に置いてあるということですね。木谷オーナーとすれば、スターダムという存在はまだのびていく可能性が十分にあるし、まだ旨味が残っているということでしょう。この人、わりとおどけたところも見せてますけど、バリバリの証券マンでしたからね、その辺の嗅覚はスゴいですよ。
2、自前の選手も頑張ってはきたが、AEW設立によりスター選手をごっそり取られ、米国大会の規模も縮小した。上半期決算では利益大幅増となったが棚橋引退、ウルフ参戦といったブースト要素があったのも大きく、今後は厳しいとブシロードで判断したのかと推測する。一方スターダムは女子という事もあって然程AEWへの移籍は活発的では無いし、マリゴも低調という事もあってまだまだ盛り上がると思う。
勿論所属選手の頑張りも大きい。棚橋社長就任はブシロードの撤退睨んだ動きだったのかな?棚橋社長の業務の比重が増えそうで、良い右腕が見つかれば良いが。頑張れ新日本プロレス。
3、ブシロード的には投資回収もとっくにできてるし結構な儲けだよね。テレ朝とサイバーの比率不明だけどサイバーの規模からするとプロレスの売り上げ微々たるものだし傘下に3団体でどうなるのだろうか?昔の個人商店の時代と変化がありすぎてよくわからないけどDDTからノアやノアから新日への貸し出しなどの交流が積極的になるのかな?
4、今回の譲渡は良いと思うが。昔からほぼテレ朝が新日の中継をしていたのだし、バラエティとかでも棚橋をはじめ、新日の選手を起用していたのだから、コンテンツ的には親会社がテレ朝の方が色々展開できて良いとは思うが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56bc6444a9c9286700de5ea1df1120bfe824c76c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]