日本維新の会と自民党の連立により、大阪の「副首都」設置が議論の中心に再浮上しています。この背景には、維新が提唱する「大阪都構想」、すなわち大阪市を解体し特別区を設置するプランが存在しますが、この構想は過去に2度、住民投票で否決されています。副首都設置にはこの都構想が必要とされる立て付けが、住民投票を再び現実化させる要因となっています。
しかし、自民と維新の連立の中でさえ意見が一致しておらず、大阪の政局は混迷を深めています。公明党もまた、政令市廃止と副首都設置は別問題と指摘し、方向性の違いを批判しています。今後3度目の住民投票が行われる可能性が増しているものの、その過程で市民の賛否がどうなるかが注目されています。
大阪都構想の再浮上は、本来の目的を見失っています。日本維新の会が掲げるこの政策は、3回目の住民投票実施を目指すためのもので、市民投票で否決された過去を省みていません。副首都設置を名目に制度の変更を求める現状は、もはや政治的な駆け引き以上の意味を見出せません。この問題の本質は、都構想そのものよりも、住民の声が軽視され続ける政治のあり方にあります。市民の意見を反映するためには、住民投票に依存するのではなく、まずは市民の理解促進に努め、市民参画の場を設けることが重要です。
また、政策そのものが適切かどうか外部の専門家により検証されるべきです。そして、情報公開を徹底し、透明性を持って議論を進めることが求められます。社会の声を大切にしないまま進む政策は本質を見失い、多くの人にとって不利益な結果をもたらす可能性が高いです。
ネットからのコメント
1、副首都って、別に大阪の必要ないですよね新幹線停車駅や、空港と、適度にアクセス可能で、むしろ現在あまり発展していない場所の方が開発もしやすくて良いのでは例えば、福島とか復興のシンボルにもなりますし。
2、議員を削減しても、何度も同じ住民投票をやるようでは経費は削減できないし、時間の無駄だ。維新派どっかの大統領みたいに自分のやりたいことを駆け引きで決めようとする。正直国民のために何かできる政党とは思えないな。まあ自民党も時間ばかり引き伸ばして何も改革できないけど。維新は与党になったので、もっと責任ある行動をしてほしいね。
3、大阪の選挙では維新が圧倒的に強く、地方議員も国会議員もほとんどが維新です。それでも住民投票では2度否決された。
この現実をもっと重く受け止めるべきです。
4、大阪市民は「大阪の中国化」を嫌っている人が多いです。災害時のための副首都というのは建前であり、西日本を中国化(外国化)するために都構想をするという情報が多いことも広く知られるようになった今、3回目の住民投票をしても否決は間違いないだろう。維新が進めてきたと感じられる大阪の中国化は数年後には一層明るみになっていると予想できるうえ、大阪の人達は大阪愛があるので簡単には騙されないことからも、3回目の住民投票は大差で否決となるだろう。次の否決は明らかな維新の衰退にも繋がるかもしれない。都構想に勝つまでジャンケンする子供染みた方法よりも、まずは日本としての大阪を取り戻し、建て直すべきです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56f7ec5ccb36c4816d0b8e03acb6bb340ceb4fc6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]