8月14日、北海道の知床半島羅臼岳で登山中の20代男性がヒグマに襲われるという悲劇がありました。羅臼岳は夏場、多くの登山客で賑わうところで、この日も40〜50人が登山道にいました。ヒグマが人間を恐れることがなくなってきた背景には、観光客がヒグマにスナック菓子を与えるなどの行動があると指摘されています。最終的に、襲撃したと見られるヒグマとその子グマが射殺され、男性は遺体で発見されました。
この悲劇は人間の不注意や無責任な行動が引き起こしたと言えます。
人間が自然と共存するためには、安易な餌付けや廃棄物の放置をやめることが必要です。ヒグマが人間に危害を加えることを減らすためには、行動の見直しと厳しいルールの設立が求められます。まず、知床地区ではヒグマへの餌付けや食べ物の廃棄を完全に禁止し、違反者には厳しい罰則を科す必要があります。また、登山道や観光スポットには監視カメラを設置し、不適切な行動を監視することも有効です。さらに、観光客向けの教育プログラムを充実させ、自然との正しい接し方を周知することが肝心です。問題の解決には、お互いの存在を尊重し共存できる方法を見つけることが不可欠です。この事件は、私たちが自然と関わる上での責任を再認識するきっかけとすべきです。
ネットからのコメント
1、知床財団のこれまでの活動には敬意を評しますが今回は1ヶ月前から登山客にまとわりつくクマが何度も目撃されていたわけです「今まで大丈夫だったからこれぐらい大丈夫」と言う正常性バイアスにとらわれた面はあるのではないでしょうか知床は世界一とも言われるヒグマの密度です、しかも観光客も年々増えて、ドンドン人慣れして人間を恐れなくなり、熊の生態も変化しているのですから、今まで大丈夫だからこれからも大丈夫との意識は捨てて、現状を見据えた上で新たな管理体制を検討する事が必要なのでゃないでしょうかいくら餌やりをしないよう警告してもルールを破る人は一定数発生しますまた観光客が増えれば人馴れも進みます例えば、国立公園に入る際は有料で予約にして、必ずガイドが付きそう、移動もバスで行う、などの方法も検討すべきかと思います。
2、何年か前ですが、新潟の観光地でロープウェイに乗っていた時、下に日本カモシカが見えました。可愛いなあとみんなでみていたのですが、私のすぐそばにいた30代くらいの女性が「可愛い。ねえ、カモシカって飴たべます?」といいながらバッグから出したキャンディを剥いて下にいるカモシカに投げようとしたので慌てて止めました。
そんなものは食べない事、そもそもそんなものを与えて餌付けしようとする事はしていけない事を説明してやめてもらいましたが、自然の中の動物さえ普通のペットのように思っている人が本当にいるのだとショックをうけました。普段そういった自然と向き合う環境にないのかもしれませんが、情報、常識としてまだまだ意識に定着していないと思わせる事件でした。昨今の事件を教訓に観光地では「そんな事もわからない」人もいるのだという前提で自己満足な餌やりが自然を壊す事をうるさいくらいに呼びかけた方ががいいです。
3、餌あげたら罰金など考えたほうがいいかも。野生の生き物に餌を与えるななんて何十年前からいわれてるの…人間とは学ぶ生き物なのでは?と思ってしまう。その結果人を襲い殺さなければいけないのに。人間側が色々考えて対策しなければいけないのに…考える側が餌をなんて…結果地元の人が被害に遭っている。
4、ヒグマに餌を与えるのは餌付けになるし、クマも人間の所に行けば物がもらえると言う事を学習してしまったからこれからもクマは人間に積極的に近づいて来るだろう。
ヒグマに襲われた人もクマにしたら餌を貰えると思ったのが反撃されて最悪な結果になったんだろうな。餌付けは何とかやめさせないと。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0ffb8fa709bab33e64e4c48f119db25358d440,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]