堀江貴文氏の発言に基づく事件の概要は、日本の学歴社会に対する批判と、大学への進学の価値の再評価です。彼は「大学全入時代」において、「大卒」の肩書がもはや意味を持たないと指摘し、日本で唯一価値がある大学は東京大学であると主張しています。彼は学校制度を不要とし、大学の価値が単なるブランドに過ぎないと断言。特に、大学は「必ずしも実態の伴わない幻想」と化していると述べ、AIや技術の進化によって多くのホワイトカラー職が失われると予測しています。
これにより大学の役割も変化し、特に東大以外の学歴は有効ではないとの見解を示しました。
堀江氏の見解は、学歴偏重主義がいまだに根強く残っていることを鋭く指摘しています。現状として、日本社会には学歴を崇拝し、それによって人材を選別する体質が根深く存在しています。しかし、時代は変わり、学歴の意味は過去のものとなりつつあるのは明白です。問題の本質は、依然として企業の採用プロセスが学歴に依存していること、そして教育機関が本来求められる教育機能を果たしていないことにあります。解決策としては、まず企業に対する学歴フィルターの撤廃の促進、次に教育内容の質の向上、最後に個々の能力と創造性を評価する新しい社会の構築が必要です。学歴ブランド主義が続く限り、真に価値ある人材が正当に評価されない社会は不健全であり、多様性を持つ未来を阻んでいると痛感します。
学歴から脱却し、実質的な能力を評価する社会へと移行することこそが、求められる転換点です。
ネットからのコメント
1、ホリエモンがいうところの行っても仕方ない私学の卒業生の60歳台のおじさんです。大学時代は好きなスポーツも研究したい課題にも没頭でき、アルバイトでもいろいろ体験できて、貴重な友人もできました。何よりも自由があった。今の大学生みたいに3回生から就活することもなく、4回生までしっかり大学生活を送ることができました。最高学府と言われる大学、人間形成の大切な青春のとき、その存在の意味が今、ホリエモンの考え方のようになっていくことに寂しさを覚えます。大学のあり方は人間のあり方のように思います。自由闊達さを失い、国策、企業のためだけの存在するようになってはならないと思います。
2、東大が日本で一番のハイブランドであることは間違いないが、一番でないと全く意味がないかというとそんなにゼロイチの世界ではないのでは?時計だって、格ではトップと言われるパテック・フィリップでないと他はすべて意味ないのか?と言われたら異なるように。
オーデマ・ピゲ や、さらに広く有名なロレックスが好きな人もいるでしょう。逆に大学のブランドに意味がないというなら、東大自身も意味をなくす。 若干、言っていることが自己矛盾を起こしているような気がする。逆に、大学での真の学びは依然として大切だと思う。AIを作ったのだって、恐らく世界のトップ大学に入ってその後も研鑽を積んだ人たちでしょう。東大に合格しただけでその後、専門的な勉強をしていない人ではとても作れないのではないか。関連の派生ビジネスなどに若干の出資はできるようにはなるにしても。
3、分野によっては他大のほうが研究や施設が整っていて優れているところもありますし、あくまでも堀江さんは文系レベルでのお話しをしているように感じますが、理系となると研究施設も必要ですし、専門知識もなかなか独学で得るなんてことも難しいでしょうから東大以外の大学は無意味ということはないと個人的には思います。また企業側も東大卒業だけを採用するなんてことをしていたら人員足りませんので大手企業も他大のランキング順に採用していくということは変わりないかと思います。
堀江さんのように起業して成功出来る才能がある方はそれこそ学歴は関係ないかも知れませんが。
4、理想はやりたいことがあれば、それを叶えてくれる可能性がある大学なり学科にいけばよい。やりたいことを探しに行くための大学進学でも良い。要は、生きていく術を見つけられるなら、大学なり、専門学校なり、弟子入りなり、何でも良い。学歴社会は、人を峻別する物差しとして楽だっただけ。結果、それに囚われる理由は、比較的に楽して、生活が出来るようになるためだけ。それに囚われず、清貧でもよければ、純粋に学問を楽しむのもありです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/97d3e1a6595454968d2093a8988978b0b8dce6ea,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]