8日、米軍は前日に続きイランへの追加攻撃を実施し、防空システムや沿岸監視施設など約90の軍事目標を攻撃したと発表した。イラン側は一連の攻撃で14人死亡、78人負傷と発表。9日にはイラン革命防衛隊がクウェートやバーレーンなどの米軍基地への攻撃を主張し、ホルムズ海峡再封鎖の可能性も示した。

軍事力による応酬が連鎖し、民間人や世界経済を巻き込む危険が急速に高まっている。報復を重ねるだけでは安全は生まれず、「攻撃されたら何倍にもして返す」という発想は、対話の余地を消し、さらなる犠牲を招くだけだ。問題の本質は、地域の緊張を管理する外交枠組みの弱さと、武力行使を抑制できない国際的な仕組みの不足にある。必要なのは、第一に第三者を交えた即時停戦協議の設置、第二に民間施設や商船への攻撃を防ぐ監視体制の強化、第三に制裁や軍事圧力だけに頼らない長期的な安全保障対話の構築だ。
国の威信を守るために市民の命を危険にさらす政治は、強さではなく失敗の証明である。力を誇示する時代から、被害を止める責任を競う時代へ進むべきだ。
ネットからのコメント
1、ワールドカップを開催中の国の大統領が、攻撃されたら毎回20倍にしてやり返すと、堂々と主張する所に強い違和感を感じます。そのワールドカップのレッドカードの件で国内外から大きな批判があった事が、トランプ大統領の判断を過激にしている面が全く無いかは微妙に感じます。ただでさえ最近は言い間違いが増えている状況ですし。そして、そういう短気さを増していそうな人物がアメリカの大統領である以上、今後ホルムズ海峡が安定的に開放を維持できる可能性は低く、したがって日本の物価高とエネルギー事情は、今後さらに深刻になるのかも知れないと思うと、やりきれない気持ちになりますね。
2、米軍の追加攻撃とイランの報復により、ホルムズ海峡を巡る緊張は再び高まっている。トランプ大統領の強硬姿勢に対し、イランも「海峡を開くかどうかはイランが決める」と強硬に主張し、最大の戦略カードであるホルムズ海峡を外交・軍事両面の圧力として誇示している。
今後もイスラエルの動向を含め、偶発的な衝突が全面対決へ発展する懸念は拭えず、先行きはかなり読めないように思う。
3、トランプさんは、軽々に「攻撃されたら20倍返し」などと、幼稚な発言をするが、攻撃応酬を継続し戦争を続けるつもりか?ならば中間選挙や支持率低下など無視で大統領の座をかけ、イラン戦争に埋没せねば、イランには絶対に戦争勝利できぬが、その覚悟があるのか?過去の発言は「イランにもう関わらない」など、いい加減すぎて疑問を感じる。自分が軽率に始めたイランへのテロ戦争(恐怖の核施設攻撃や女子学校へ無差別攻撃や指導者陣殺害など)で、世界中に石油問題で莫大損害被害をさせており、その損害賠償もせず、米国のテロ攻撃に協力せぬと怒り狂っているが、その考えはおかしくないか?総て無責任極まりないトランプさんの一方的で身勝手な考えだと思われる。いい加減に戦争を止め、せめて、ホルムズ海峡を元通りに通行できるぐらいはせよと言いたい。
4、これは単なる米イランの軍事衝突ではない。トランプ氏の「攻撃されたら20倍でやり返す」という言葉は、表向きには抑止のメッセージだ。
だが裏を返せば、報復の基準を自ら極端に引き上げたということでもある。もしイランが一撃を加えれば、米国は面子を守るためにさらに大きく返す。するとイランも国内向けに引けなくなる。こうして「誰も全面戦争を望んでいない」のに、報復の階段だけが勝手に上がっていくのだ。問題はミサイルの数ではない。ホルムズ海峡、原油価格、湾岸の米軍基地、そして日本のガソリン代までが一本の線でつながっていることだ。我々はすでに中東の火種の外側にいるのではない。生活費という形で、その衝撃波の中にいるのだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f45112aad30f551a5698467dabe5e41de56028f1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]