13日発売の「週刊少年ジャンプ」に、連載29周年記念の「ONE PIECE」カードが付録として封入される。定価340円の雑誌に対し、発売前からフリマサイトでカードが2千~4千円で出品され、売り切れも発生。集英社は通常より50万冊多く発行し、1人1冊販売を依頼したが、書店は客の殺到や転売目的の購入、本の廃棄を警戒している。

340円の雑誌が、付録カード目当てで数千円の投機商品に変わり、書店が発売前から警備や列整理に追われる。この状況は単なる人気作品の盛り上がりではなく、出版物を踏み台にした転売市場の異常さを示している。問題の本質は、希少性をあおる特典商法、事前出品を完全に止めきれないフリマ運営、現場任せの販売制限が重なっている点にある。対策は明確だ。まず出版社は応募制や受注生産型の特典配布を増やし、過度な争奪を避ける。
次にフリマサイトは発売前商品の出品検知と削除を強化し、違反者に実効性ある制限をかける。さらに書店には整理券、予約上限、本人確認などを導入できる支援を行うべきだ。本を読む人より、抜き取って売る人が得をする市場に文化は育たない。作品への愛を金に換える自由と、文化を食い荒らす欲望は別物だ。守るべきは転売の抜け道ではなく、読者と現場の誠実さである。
ネットからのコメント
1、過去に書店員をしていました。特典付きの本を予約する転売ヤーは常にいて、今回のような事は昨年末もありました。出版社がたくさん刷ってくれたお陰で発売日のうちにフリマサイトで値下がりしましたが、たくさん予約されていたのに半分以上取りに来なくて逆に余ってしまいました。予約伝票を切る手間も無駄になるし、転売ヤーは迷惑でしかないです。予約時に先に入金するシステムが必要だと思います。
2、当該カードや雑誌の特定は簡単だから、なぜ禁止リスト等を作ってメルカリなどのサイト側が売れないようにしないのか不思議で仕方ない。システムとしては難しくない。登録時に一旦禁止リストと照らせばいいだけ。
転売ヤーが成り立たない仕組みつくりもやってほしい。
3、ワンピカードの人気自体はおめでたい話なのに、雑誌が「カード目当ての争奪戦の道具」になってしまっているのは、さすがに行き過ぎだと感じます。ジャンプが50万部増刷しても予約完売、抽選販売に追い込まれ、発売前から高額転売が横行する構図は、もはや読者より転売ヤーが優先されているようで本末転倒です。本来のターゲットである子どもや、毎週楽しみに買っている読者が普通の価格で手に入らないなら、付録カードの配布方法や応募サービスの設計を根本から見直すべきでは。作品やカード自体は好きなだけに、「人気だから仕方ない」で済ませず、出版社とフリマ運営側の両方にもう一歩踏み込んだ対策が必要かと。
4、転売ヤーには商品への愛情はありません。こういった特典は販売側からすれば日頃の感謝のような意味もあるのでしょうが、転売ヤーからすればチャンスに他なりません。悲しいですがこれが事実です。1人1冊なんてマクドナルドの例をみても不可能というのはわかると思います。それでも特典を付けたいのなら何かしらの方法を考えるべきですが、集英社の直売ではないので難しいのが現状ではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/426f679f8af004736291a3cbb4d71de5110a6806,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]