フランスのマクロン大統領は、ウクライナ侵攻4年の節目を迎える中、和平と欧州安全の確保を目的にロシアとの対話再開を目指して行動を開始。一方、ドイツのメルツ首相はロシアに対話の意思がないと慎重姿勢を示し、EU内で足並みの乱れが浮き彫りに。マクロン氏は米国主導の和平交渉が欧州の安全保障を脅かすと警戒し、独自の接触ルートを設立。しかしメルツ氏やウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの対話に現時点で成果が期待できないと批判的。ロシアは条件付きで対話の意向を示すも、欧州の一致団結に欠けた姿勢を非難している。

欧州がウクライナ情勢において団結できない現状は、安全保障と地政学的安定の観点から到底容認できません。マクロン大統領の対話路線は一見合理的に見えますが、本質的にはロシアが対話に誠意を見せているとは言い難く、メルツ首相の慎重姿勢も理解できるものです。
現状の問題は2つに集約されます。第一に、ロシアへの甘い期待が事態のさらなる悪化を招くリスクです。第二に、米国中心の和平交渉において欧州が末席に追いやられ、自らの安全保障政策に選択肢がなくなりつつある現状です。
解決策としては、まず欧州内で共通の戦略を整備し一枚岩となることが急務です。次に、ロシアへの圧力を維持しつつ、紛争解決には長期的視点を取り入れるべきです。また、少なくとも短期的には、ロシアとの直接交渉を避けつつ、ウクライナへの包括的な支援を継続することが求められます。最後に、和平交渉の場から排除されないよう、米欧間の信頼関係を改めて構築し直すべきです。
欧州の分裂はロシアにとって有利に働きます。確固たる結束がなければ、平和は単なる幻想に終わるでしょう。なぜならば、連帯こそが圧力であり、圧力こそがプーチン政権に変化を促す唯一の力なのです。
ネットからのコメント
1、本当に悲惨な侵略だと思う。4年も経過すると協力体制にもほころびが見え始める。それぞれの国で支援について賛否両論になれば政権交代等で方針転換も行われてしまう。
ウクライナだけじゃいくら頑張ってもロシアに対抗できないだけにロシア有利が動かない。このような戦争を見ていると抑止力の大切さを痛感させられる。日本も周りからの脅威に対して真剣に抑止力について考えなければならないと強く感じる。
2、ウクライナもそうとうキツイ戦いを強いられてはいるが、ロシアもアメリカのスターリンクを遮断されてからというもの、ウクライナからの反攻に全く手も足も出ない状態の様だ、作戦連絡も兵站も無ければやられるだけだ、このままスターリンクに変わる物を見出せなければロシアは撤退するか殲滅するまで戦うしかない、戦況は逆転しつつある。
3、4年間も戦争状態ということは、朝鮮戦争の3年を超えて、太平洋戦争に匹敵するほど長期化してるということなのか。戦争が起こった当時は、ロシアが一気にウクライナの全土を支配すると思われてた中で、首都のキーウが徹底抗戦でロシア軍を押し戻したから、すぐに終戦になると思ってたけど、軍事力ではウクライナの方が優ってたとしても、やはり経済力はロシアが比べ物にならないほど強いのもあって、泥沼化してる状態。
プーチン大統領も、ここで戦争をやめたら国内からの批判で政権が崩壊するだけじゃなく、下手したら自分や家族の身にまで危険が及ぶから、引くに引けない状態なんだろう。そう考えると、もしも台湾有事が起こった場合にも同様に長期化してしまって、侵攻された方じゃなくて寧ろ下手したら侵攻した方が捨て身でやってくる可能性もあるということかもしれない。
4、露国は、ここを緩衝地にすることでNATOの拡大を止めるという目的は、達成されている。欧州もレットラインがしっかり見えていることで緩んでいる。停戦すらされない現状は、露国だけの問題ではなく、欧州側の狡猾さもある。米国の興味を失いつつある現状では、更に長期化し既成化していくだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9c2a8e8d9aa55253225bae08bda81b217f2dac9b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]