8月に開催されたマクドナルドとポケモンのコラボ企画で、ポケモンカードが付属するハッピーセットが異様な人気を見せました。大量購入と転売を目的とした行動が目立ち、特定の“転売ヤー”は友人と協力し約80セットを購入し、4倍から6倍の価格で転売して10万円以上の利益を得ています。この結果、多くの店舗で在庫切れが発生し、景品のポケモンカードを抜き去ったハッピーセットが廃棄されるなど、フードロス問題も深刻化しました。
マクドナルドは購入制限を設け、フリマサイトと協力して対策したものの、効果は限定的で、顧客からの批判を受ける事態になりました。
この事件には、複数の問題が浮かび上がっています。まず、転売ヤーの姿勢には、消費者倫理の欠如といえる身勝手さが見え隠れし、これを許容する社会の無関心が浮き彫りになりました。また、企業側の転売対策が不十分であることも明確です。ポケモンカードの人気や、商品の希少性を考慮した事前の転売対策が必須だったといえるでしょう。
解決策として、まず企業は購入制限を厳格に運用し、購入者の身元確認を強化すること。
他にも、オンラインストアで個数管理を行い、購入歴の管理を行うシステムの導入が考えられます。さらに、転売行為の抑止を目的とした法的な枠組みの導入も検討されるべきです。転売ヤーの言葉を借りれば「人生を楽しむための手段」としての転売ですが、その根底には他人の楽しみを奪う行為であるという不義理さを問いたいものです。真に楽しむものは、他者との喜びの共有が伴うものであり、こうした買い占め行為はその基本的な価値観を覆す行為であると理解されるべきです。
ネットからのコメント
1、8月上旬のトラブルで、今回は一応対応・対策をとった「ふり」をしているだけで、マック側は本気で対策する気はないと思う。しょせんは商売だし、儲かれば何でもありなんだと思う。あと、日本マックの責任者が「食べ物を大切にする習慣や思考」を持っているかいないか、それ次第だと思う。せっかく行っても手に入らなかった子供たちが気の毒だし、第一、食べ物を粗末にする感覚が許せないな…。
2、>【九州在住の大学2年“転売ヤー” Aさん】「批判する時間があったら、自分で買う努力をした方がいいと思います。それくらいしか欲しいと思ってないということじゃないですか?その程度なのに、買えなかったから(転売を)批判するのはどうかと思う。努力したら買えるので、本当に」ハッピーセットって、努力しないと買えない物だったのでしょうか。
そしてマクドナルドはそんな売り物を売りたかったのでしょうか。マクドナルドはコラボ商品をしなくても客が来るのだから、もうそんな商品を売るのは止めれば良いのにと思う人は多いのでは。こんな商品を売っても、マクドナルドは評判を落とすだけだと思うけど。
3、結局、有効な対策をしないのはマクドナルドサイドにメリットがないからです。本来ならもっと大量に流通させて転売価格が下がるようにするしかないが、そうなるとあまり話題にならずマクドナルドサイドも広告効果がなくなりキャンペーンの意味がなくなる。だからマクドナルドサイドとしても転売ヤーが儲けたとしても、現行のやり方でキャンペーンをしたいわけです。
4、無職は時間が無限にあるので朝から並ぶなどできますが、ターゲット層のお子さまを持つ父母は朝から並ぶことはできません。転売ヤーが買い占めしなければ普通に買えるし、そのような努力は必要ないはずなのに...。努力の方向性を間違えていませんか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4e447b68b6da3497b2890a3b7da47d779e6e76d0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]