ABCテレビの人気番組「探偵!ナイトスクープ」で23日に放送された内容が物議を醸した。この回では小学6年生が「弟妹5人の世話と家事をする長男の役を代わってほしい」と依頼し、「霜降り明星」せいやがその願いに応えた。この演出がSNSで「育児放棄」「ヤングケアラー問題」との批判を呼び、局には1週間で300件以上の苦情が寄せられた。同局は家族への誹謗中傷を止めるよう訴えつつ、「ヤングケアラーが重要な社会課題」と認識し声明を発表。番組の編集・演出を考慮するよう説明したが、取材を受けた家族の負担が指摘され、今後の放送継続を巡る議論が浮上している。

放送内容を通じて浮き彫りになった問題は、ヤングケアラーの存在が十分に社会で議論されていない点にある。「探偵!ナイトスクープ」はエンターテインメント性を重視する一方で、家庭の実情や未成年者への影響を深く配慮せず、結果的に社会問題に向き合う責任を軽視したと言わざるを得ない。
特に、番組の演出が一家の苦境を近視眼的に描き、視聴者からさらなる批判を招く構図は非難されるべきだ。この問題の真髄は、制度の不備にある。ヤングケアラーに対する支援制度が整っていないことが、この記事からも明白である。
解決策として、初めにメディアの倫理基準を厳格化し、取材対象への十分な配慮とその後のフォローを義務付けるべきだ。第二に、「ヤングケアラー」対策として、家庭支援サービスの充実を図り、具体的な支援制度を社会的に周知する取り組みが必要である。第三に、公開された問題を通して国民認識を高め、行政と民間団体が協力した包括的支援策を推進すべきだ。
この事件を通じて漂う違和感は、メディアが視聴率を追求する一方で社会的弱者の現状に目を向ける取り組みが不足している点にある。適切な境界を尊重することなく、感動の演出が目的化されれば、それは人間性の尊重を疎かにする愚行となるだろう。倫理ある報道と公正な制度改革を求める意義はここにある。
ネットからのコメント
1、最後のお米炊いてー!のくだりは見てすぐ演出だと分かったから、叩かれてるのはそこではなくて、遊び盛りの小学6年生の子供が助けを求めてること自体に世間は怒ってる。
親が仕事の忙しさから子供に家のことを任せてること、子供の世話も出来ないのに子供を6人も産んでる親の計算の無さ。色々な至らなさが今回の炎上につながると見られる。
2、探偵ナイトスクープを「ヤラセ」と決めつけている人は、探偵ナイトスクープを見た事ない人でしょう。もしかしたら、番組名だけを見て、報道番組と勘違いしている人も多いのでは?自分が幼少期に見た、衝撃的な内容で今でも覚えているのが、桂小枝探偵が、「Tバック」ならぬ「Tフロント」を履いているシーンは衝撃的で今でも、笑ってしまいます。時には、オナラに火をつけたり、戦争を扱ったり、喜怒哀楽が全て入った「娯楽番組」です。あと、自分も、探偵ナイトスクープの放送エリアで育ってきたので、わかりますが、「演出」されている場面は視聴者でもわかります。それも含めての、あの週末の1時間です。「演出」も含めて、視聴者とつくり手の信頼関係も、ある意味存在していることも、見ていない人には、知って欲しいですね。
3、300件の苦情の数十倍、探偵ナイトスクープを応援、肯定している声の方が多いはず。
苦情件数は目に見えての件数となって現れるかもしれないが、応援の声は数に表せないほどある。私の周りでも多くの人が肯定的な姿勢で受け止めている。あくまでバラエティー番組なので、演出的な意図はあったと思う。ただこの実情を放送すべきと探偵のせいやも実際に現場に行ったスタッフも思ったのだとそう信じている。探偵ナイトスクープのキャッチコピーは「視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する娯楽番組である。」とある、まさにその調査を行った番組趣旨に沿ったものだったと思う。
4、逆に、この番組で長男君が救われたと思いたいです。存続しないと、それこそ長年この番組を好きで見ている視聴者の方から、あのご家族は辛辣な声がかかるかと思います。親と子供の関わりにおいて、一石を投じるということで番組の成した功績は大きいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f0a667a9d860a4f26e5c54909320836597cbea51,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]