ウクライナのゼレンスキー大統領が2月14日、ミュンヘン安全保障会議にて、安全保障に関する米国の提案についてコメントしました。ロシアの再侵攻を防ぐため、米国は15年の安全保証期間を提示しましたが、ゼレンスキー大統領は少なくとも20年以上の保証を要求。特に復興支援や海外投資の安定性を考慮し、企業や投資家にとって短期的な契約では不十分との考えを示しました。また、米国内の政権交代が議論に影響を与える可能性に注意を促し、長期的な安全保障の重要性を強調しました。

今回の発言は、ゼレンスキー大統領が示した現実的危機認識とその背景に内在する問題を浮き彫りにしています。安全保障の期間設定が短期的であることは、ロシアの脅威に対して十分な抑止力になり得ないだけでなく、支援国の不安定な政策転換が長期の平和実現を妨げる恐れがあります。15年という期限は、国際的プレゼンスを維持するには不十分であり、短期的な支援のみに終始すれば、ウクライナにとって新たな脅威を引き込みかねません。
制度的欠陥を克服するには、まず「真に現実的な期間」という観点を重視する必要があります。第一に、ウクライナと米国・欧州の協力体制を法制化することで、政権交代から生じる政策の揺らぎを排除すること。第二に、経済や軍事支援の長期的設計を契約条項に明記すること。そして第三に、多国間での安全保障枠組みを設け、ウクライナとその周辺国の安全を包括的に守るネットワークを築くことが求められます。
ウクライナの平和は世界全体の安定にも直結します。一国にその責任を押し付けるのではなく、国際社会全体が持続的な平和の構築に向けて手を差し伸べるべきです。今こそ、短期視点を捨てて、長期的な視野で動くべき時です。
ネットからのコメント
1、これは欧米諸国がウクライナがソ連崩壊したとき核武装放棄条件に双方覚書交わしてますから。ウクライナの安全保障担う責任があります。20年とウクライナが要望しているのならそれを受け入れないといけないと思います。それでも受け入れられなかったら最終手段としてウクライナは再び核武装して永世中立国としてNATOにも加盟せずロシアにも再加盟しない選択も残されていますね。
この選択も十分有り得ると思います。
2、ウクライナ側が安全の保証を求めるのは当然の事。15年だろうが20年だろうが関係は無い。ウクライナ側は被害国だ。ロシア寄りのコメント民は訳の分からない事を言っているが。安全の保証と同時にウクライナ側の戦後復興費用もロシア側が持つべきだ。ウクライナ国民は2014年から長く苦しんでいる。本格的に侵攻されてから一体どれだけの犠牲者をロシア側はプーチンは奪ったのか。一方で最初期にプーチンに立ち上がったロシア国民もいたが、彼らの反応こそが正しい選択だった。今のロシア国民はプーチンの恐怖政治に何も言えずにいる。そんなロシア国民もある意味でプーチンの被害者だ。どちらにせよロシア側が和平案を受け入れるべきだ。
3、「安全の保証」ってどういう風にやるんだろう例えば「ロシアから戦争を仕掛けない」と書いたとしても、今回の戦争みたいに「特別軍事作戦であって戦争ではありません」とか抜かしてくるかもしれないし⋯結局米国なり欧州なりがどこまで本気で支援するか次第になっちゃうんだろうけど、例えば米国なんかは最早そんな長期の約束を守る国かと信用しづらいし
4、今回の報道に対する違和感は、ウクライナ側が「安全の保証年数」をめぐって米国と交渉している点にある。国民が長期的に安心して暮らせる環境とは、本来、年数の多寡ではなく「戦闘行為を二度と起こさない」という確約こそが基盤になるはずだ。また、ウクライナのNATO加盟を早期に後押しし、集団安全保障の枠組みを強化することが、地域の安定に直結する。さらに、ロシアが一方的に侵攻した事実を踏まえれば、国際社会に対する何らかの説明や謝罪を求めることも不可避だ。形式的な年数交渉ではなく、紛争再発を防ぐ実質的な安全保障体制の構築こそが求められている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e1dd965c2da85f0c0d7135e0cb15c23a75ed82c9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]