2024年2月、広島県東広島市八本松町宗吉で、地域の井戸水から1Lあたり15,000ngという指針値の300倍に及ぶPFAS汚染が発覚。その1年9ヶ月後、住民13人が自費で血中PFASの濃度を検査した結果、アメリカのリスク基準値を遥かに超える高濃度が検出されました。この汚染の主要原因とされるのは、地域近くに位置するアメリカ軍の川上弾薬庫で、1991年から2009年にわたり泡消火剤を使用していた事実が判明しています。住民の一部は健康被害を懸念しつつも、自分たちで得たデータを将来の対策に役立てたいと考えています。一方で、行政は血中濃度の検査実施を拒否しており、汚染源の特定や十分な対応は未だ進んでいません。

PFAS問題は、単なる環境汚染ではなく、住民の命と健康を脅かす深刻な社会問題です。
東広島市で飲用井戸水から300倍ものPFASが検出され、結果として住民の血液中にも異常な濃度となっている現状は、行政の無責任さと危機管理への無策さを象徴しています。この事態は、単なる偶発的汚染ではなく、過去のアメリカ軍施設での泡消火剤の使用が原因とされる可能性が高いのにもかかわらず、根本的な責任の追及が進んでいないことが問題の本質です。
行政は国の指針が整備されていないことを理由に、市民の不安に応えるべき血中検査を拒否するという怠慢な姿勢を取っています。このような状況を改善するためには、以下の具体策が求められます:①独立した専門機関による即時の調査と汚染源の特定、②国際基準を基準に緊急的な水質保全の計画策定、③住民の健康調査と治療支援の長期的なプログラムの実施。これらの対策を遅らせるほど、住民の不安と健康被害は拡大し、社会的不信を助長するだけです。
無策のまま手をこまねいている行政の対応は、健康被害の可能性を軽視した無責任な姿勢であり、住民の安全と生命より制度の整備を優先してしまう、最悪な例と言わざるを得ません。
命の重さを無視する社会の在り方は、人間性を失ったものに他なりません。いまこそ、迅速で人道的な施策が必要です。
ネットからのコメント
1、少し前にも、米軍基地近くの排水路から泡が吹き出していてPFASの濃度が高いというニュースがありました。その時にも、全国どこでもそういう事はありますというコメントが沢山出ていましたが、米軍基地近くの地下水が汚染されていることについて、しっかり調査して事実であるなら、日米地位協定があろうとも、人の生命にも関わることなので放置せずに責任を取らせる様にして欲しい。
2、高濃度PFASは、東広島市だけでなく、全国の河川や地下水で問題になっている。勇気を出して血液検査された方々には、申し訳ないが、病歴との因果関係を医学的に解明するデータを提供して欲しいと思う。
3、今の時代、井戸水なんて使うなというコメントがありますが、例えば京都では良質な井戸水で美味しい豆腐や湯葉が作られています。これはもはや古くから続く良き伝統や文化になっています。生活のための井戸水に環境汚染があるとなると、そのような汚染を引き起こしている企業は汚染水を浄化処理するなどの環境対策を行う義務があると思います。
4、東広島市長の「住民が希望しても実施しない」という発言がおかしい。住民の不安を解消するのが自治体の役目であり、国の方針が決まっていないから何もしないというのは「自治」を放棄している。国に現場の状況を訴えて施策を求めるのも市町村の役目だろう。国に対して何らかの働きかけを行なっているのか。あるいは県職員OBなら県に働きかけをしたのか。こういう住民の不安すら解消できない首長はいらないと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/77d823e15613cdfb4fd447d5fbd1716bc1133e23,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]