事件概要:退職代行を運営する「モームリ」のアルバトロス社長夫妻が、弁護士法違反の疑いで逮捕されました。社長の谷本慎二容疑者(37)と妻の志織容疑者(31)は、退職希望者を弁護士に違法に紹介し、1人あたり1万6500円の報酬を得たとされます。弁護士以外による法律事務の仕事のあっせんは法律で禁じられており、報酬は広告費や賛助金名目で振り込まれていました。内部告発した元従業員は違法性の認識が共有され、口止め指示があったと証言。容疑者らは現在、違法性を否認しています。

コメント:退職代行サービスは個人の生活再建を支援する重要な役割を果たしますが、今回の事件ではその信頼が根底から揺らぎました。弁護士法違反は単なる法的な問題にとどまらず、公正な司法制度を侵害し、依頼者や社会への裏切り行為です。非弁提携の口止め工作は明確な悪質性を示しており、同業界全体への疑念を広げかねません。
問題の本質は、制度の透明性と監視体制が徹底されていないことに起因します。行政と業界団体が、法順守を徹底する取り組みを怠り、利益優先の運営が暴走を許したことが背景と言えます。さらに、企業内での従業員教育の欠如や、内部告発保護制度の不整備も明らかです。
解決策としては、第一に、行政による厳格な監査制度の導入と業界ルールの明確化が必須です。第二に、業務監視を可能にする独立機関の設立を推進し、不正行為の早期特定を図るべきです。第三に、内部告発者保護を強化する法律改正を進め、不正行為発覚を促進する環境を整える必要があります。
個人や社会への信頼が著しく損なわれたあの一瞬の代償は重い。法を踏み外した利益は、倫理自体が崩れ去る悲しみの呼び水となります。短期的な利益追求の愚かさに、社会全体の真の健全さを見失う愚行を糾弾すべきです。
ネットからのコメント
1、元従業員に対して「違法だから絶対に言うな」と箝口令を敷いていたにもかかわらず、いざ逮捕されたら「違反になるとは思わなかった」と主張するのはあまりに往生際が悪く矛盾していますし、その隠蔽工作自体が自分たちがやっていることの違法性を十分に認識していた何よりの証拠であり、言い逃れのできない組織的で悪質な犯行だと言わざるを得ません。
2、モームリの顧問弁護士は確か2法人と記憶しているが、すんなりと円満退職に至るケースは少ないと思われ、件数もそれなりだろうから実際その下請け含めてどれだけの数の弁護士法人が加担していたかが気になる。
3、モームリは一時期退職代行業の有名どころとしてメディアに散々出て会社を売りまくっていたけど、結果的に社員に見限られてモームリってことになったわけだ。出る杭は打たれるっていうけど、そういったわけでなく違法なことやってたんだから仕方ないね。てか、電話1本で数万円なんてどうかしてるわ。退職の意思は直接電話じゃなくてもメールでも可能なんだし。とはいえ、「もうやめたい」ってなったら誰かに縋り付きたくなるのもわかるけど。
4、こういう企業が出てくる事自体が、そもそも間違ってる。普通の人なら、退職の意向ぐらい伝えられる。それすら出来ないのは、法令が守られていなかったり、パワハラが酷かったりして、相談する事すら出来ない企業が多いという事。確かに「モームリ」は違法だったかもしれない。でも退職に関わる様々な問題を、表面化してくれたという意味では、プラスの面もあったと感じる。
まずは、相談する事すら出来ないブラックな企業を、あぶり出して是正していかないといけない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c58654a95cac350ddfffb0163fae115e16521ed4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]