テーマパークの入場料金で価格変動制を導入する施設が増加している。東京ディズニーリゾート(TDR)とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、繁忙期には1万円以上を超える価格設定を展開。それにより混雑緩和と待ち時間短縮の効果が見られる。特にTDRは2021年から変動料金を導入し、現在の価格帯は7900~1万900円。さらに優先チケットを販売しており、来年事前購入が予定されている。USJでも閑散期と繁忙期で価格差を設け最低8900円~最大1万1900円とする一方、待ち時間短縮のオプションチケットを充実させている。また、よみうりランドの「ポケパーク カントー」でも類似の変動料金制度を採用。他研究者はタイムパフォーマンスを重視する顧客に新しい価値を提供する試みと指摘した。

テーマパークの高額な入場料金に関する議論は、消費者心理と社会構造の歪みを露呈する現代の課題だ。
テーマパークの価格変動制は、収益最大化を優先する運営側の戦略としての合理性がある反面、「体験平等」の理念を損なう危険性を孕んでいる。現状では、繁忙期には1万円超、待ち時間短縮のための優先券には追加料金が求められる。これがもたらすのは、一定の人々に対する体験の品質低下と、所得格差に由来する楽しみの選別だ。
問題の核心にあるのは、社会的公平性の欠如だ。特に子供や若者の利用者層は、こうした価格設定に打撃を受けやすく、夢と楽しさを売るテーマパークの理念自体が逆ような構造になっている。料金変動制を導入している企業が混雑解消や体験向上を掲げるが、それが広範な顧客層に利益をもたらすかは疑問が残る。
解決策としてまず、公共施設としての理念を踏まえ「一定料金プラン」の導入を検討すべきだ。次に、低所得者層への割引や教育団体の特別招待プログラムを強化する。そして、適正価格を模索する透明性のある政策を策定し、利用者と経済学的な対話を図るべきだ。現状の成功が一部の層に依存する以上、持続可能な運営には社会的バランスが不可欠だ。
テクノロジーで時間効率を向上させている裏で、“公平な夢を楽しむ権利”すら揺らいでいることを見過ごしてはならない。
ネットからのコメント
1、価格変動性チケットで、いちばん高い時期に昨年行きましたが、激混みでした。入場制限あるにもかかわらず、20年前に比べて乗れるアトラクションも激混みすぎて乗れず、食べるところも予約も取れず、食べるのにも長蛇の列。ハイシーズンは、もう少し入場制限して欲しいものです。
2、2年前ですがディズニーランドに行った時、2月でしたが全てのアトラクションで1時間待ち、2時間待ちも多かった。二度と行かないと心に決めました。現状では入場制限(現在の半分くらい)が最も客に優良なサービスだと思う。
3、昔みたいに長時間並ぶのが当たり前だった時代を思うと、今のテーマパークはかなり進化したと思います。アトラクションは楽しいけど、待つのは苦痛という人は少なくないと思うし、高くても空いている日を選べたり、お金で時間を買える選択肢があるのは、今の時代に合っている気がします。価格変動制や優先チケットというのは、混雑緩和には合理的だと思います。
4、個人的に。TDLが夢の国だと思えてた理由に、誰もが行けば同じように順番を待ち楽しんで笑って帰ることができたからだと思ってる。貧乏人も金持ちも行けば同じ列に並ぶ。そこに平等感があったんだよな。でも、追金で順番を飛ばせるようになった。そこで夢の国ではなくなってしまった。無料のパスの頃はそんな風に感じなかったんだけどね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/85bd8116a6f565b864165f1596cd8866251bdbe0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]