財務省が公表した貿易統計によると、2025年の民間による外国産米の輸入量は前年比約95倍の9万6834トンに達しました。これは、国産米の価格が歴史的高水準を維持する中、関税が課されても割安と感じられる外国産米への需要が急増した結果です。政府は無関税で輸入するミニマムアクセス米を年間約77万トン、うち主食用を最大10万トンとして制限していますが、25年度分は早期に全量が落札。さらに枠外輸入に対しては1キロ当たり341円の関税を課していますが、国産米に変わる選択肢として民間輸入が拡大。特に夏以降にピークを迎えましたが、収穫が進んだ9月以降、輸入量は減少。しかし、国産米市場への影響、また国内農業への懸念が広がっています。

現状、日本の農業政策は、国産米の保護を目的とした規制や高関税を設けつつも、実際にはその均衡が崩れつつある現状を反映しています。
国産米の価格が過度に上昇し、一般消費者が高品質でありながらも割高な国産米を購入する余裕を失えば、外国産米の市場拡大は必然的な流れであり、国の政策の矛盾が露呈しています。
問題の本質は、農業振興策と市場空間の歪みです。一方で高関税による国産米保護が掲げられる反面、現実的には効率性の低い生産体制が改良されないまま進んでいる状況が、結果的に消費者と農家双方にしわ寄せを与えています。
解決策として、以下のような施策が挙げられます。
国内農業技術の刷新や補助金の適正配分を通じて、生産コスト削減および品質向上を図る。高関税政策を再検討し、国内生産者の支援と輸入品の均衡を保つ新たな貿易制度を提案する。消費者が手頃な価格で国産米を購入できる仕組みを整備し、持続可能な市場を創出する。現在の政策は「農業保護」という目標を掲げつつ、その実、消費者負担や経済的効率性に背を向けています。真に「日本の食」を守るには、国民と農家双方を長期的に支える仕組みが必要です。ポジティブな農業形成こそが日本の未来であり、長期的繁栄への鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、国産米の高騰で関税を払っても割安感のある外国産米を輸入するとは農水省はちゃんと仕事をしてるのか?農水相推奨のおコメ券はコメの高騰の手助けに他ならない。コメ価格高騰のため備蓄米が放出されたのに全国のスーパー販売の新米価格はいまだに高いままである。農水省はコメ卸業者や仲介業者の出し惜しみや中抜きシステムにメスを入れてコメ高騰の根源になってる中抜き仲介業者を管理指導して毎年のコメ価格が安定するようにして欲しい。
2、本来関税は外国産が国産価格を上回るように課し、国産品・国内産業の保護を図る目的なのに、これほどの高関税を課してもなお外国産の方が安いとは情けない。国内の既得権益を守り続けて国際的な競争力を失ったばかりか、歴史的高値のせいで消費者の米離れも進んでいる。
3、安くて国内米と変わらぬ味なら外米を食べるようになるのは、それこそ市場原理でしょう。当然の流れです。大規模外食産業は、自らの手で米を作りそれを使えるようにすることで価格を下げることもできます。また関税をキロ100円程度にすればさらに美味しい外米を食べることもできます。
米を聖域のように扱っているから産業としての農業も振るわなくなるのです。徹底的な規制緩和が米作にも求められます。
4、関税を払っても外国産に割安感っていうのは、要するに今の日本の米が高すぎるということ。輸入させないために高く設定した関税を乗り越えて入ってきてるんだから高い。高すぎないとか言い出す人の言うことは信じてはいけない。農家の所得がなど、いろいろ言い出しても関係ない。誰がなんと言おうが高いものは高いということを、数字が示しているのだ。。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7ee318d0f325971aed040df4b8ef1bb161ec6299,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]