事件概要
中国の貴州省銅仁市が抹茶の一大供給源として急成長しており、抹茶の生産と販売を拡大している。銅仁市は「中国抹茶の都」として地域ブランドを確立し、抹茶関連製品を多岐に渡り販売。2023年には抹茶の生産量が推計5千トンを超え、世界最大級となった。
銅仁市では、年内に抹茶の原料である「てん茶」を1750トン以上生産する目標を掲げ、2026年には2200トン以上に拡大予定。これに対し、日本の2023年の「てん茶」生産量は4176トンで、銅仁市の計画が達成されれば、日本の半分の規模に達することとなる。
コメント
中国が抹茶の生産拡大を進める背景には、世界中での日本茶の人気と、急速に拡大する中国国内市場のニーズがある。しかし、その成長は単なる産業競争を超え、文化的な側面にも影響を与えている。抹茶の文化的な起源は日本にあることは明白だが、中国がこれを自国の製品として世界に送り出す姿勢には慎重さが求められる。日本の伝統と文化の保護をしっかりと進めながら、品質や技術、歴史的背景を強調することが、抹茶産業の健全な発展に不可欠だ。
例えば、日本は抹茶の文化的価値を守るために、国際的な基準を設ける必要がある。また、日本の抹茶農家に対しても支援や技術革新の推進を進めることが急務だ。さらに、他国の追随を許さない品質基準を確立することで、世界市場における日本抹茶のブランド力を守ることができるだろう。
ネットからのコメント
1、デパートの地下の日本茶売場には外国人がお茶を沢山購入する光景が見られます。中国で抹茶を作ると言っても日本製品とは微妙に違うと思っています。茶葉の火入れ、葉の引き方、茶葉はデリケートてす。葉の固さから日本の品質管理には及ばないかと思います。むしろ日本に入り、国産茶葉と混ぜられないか懸念します。おそらく農薬を大量に使った茶葉かと思います。日本の茶畑の品質管理は世界一だと思います。
2、アメリカやヨーロッパで堂々と日本製の日本茶という体裁で売るんだろうな。
日本ブランドを傘にして、諸外国で稼ぎまくる用意周到さ。日本ブランドに傷がつくのでやめていただきたい。
3、止めようが無いでしょうね。飲む人も気にしてないでしょうし。複雑な思いですが。日本でこんなことをしようと思ったら、お茶で生活している農家の人達が、って叩かれるんでしょうね。中国は「稼いだ奴が勝ち」という共通の理念があるので強い。グローバルな経済活動において、正直いって日本の倫理観は足枷になっています。
4、中国産を日本産って売る事が問題で日本の抹茶の品質の良さは土壌や気温湿度色々な条件と生産者の日々の努力だから心配しなくて大丈夫だしコレを気にブランド化を進めて行って欲しいです
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0d8b7925593666dc83cd83d9ddea97ef8d348f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]