戦後80年となる2025年8月6日、広島での原爆投下の体験を語る元プロ野球選手・張本勲氏（85歳）が、改めてその壮絶な経験を明かしました。彼は当時5歳で、広島の爆心地から約2キロの位置に住んでいました。あの日、爆風と熱線により、家屋や人々が焼け尽くされ、多くの命が奪われました。特に、張本氏は、焼けただれた人々や惨状を目の当たりにし、心に深い傷を負いました。

被爆体験を語ることを避けていた彼が語り始めたきっかけは、「戦争を知らない」と発言する若者たちの姿でした。彼の話は、原爆の恐ろしさを後世に伝え、戦争の悲惨さを再認識させる重要なメッセージとなっています。

ネットからのコメント

1、張本勲の話すごい悲しかった。お姉さんが亡くなった話、自分が悔しさや震えて原爆資料館に入れなかった話、8月6日を無くしたいって新聞のコラムか何かに書いた時に、送られてきた手紙を読んで自分の考えや思想を考え直して進む姿。原爆の悲惨さもあるけど、張さんは幼少期に火傷したけど、朝鮮人だから治療してもらえずに右手にハンデがありながらあれだけの成績残した人です。言動や態度、偏見で嫌いな人もいると思うけど、素晴らしい野球人です。

2、自分は、この方を尊敬します。理由は、在日、障害、それを隠さず、ひけらかしもしない。

只々野球に打ち込む姿。そして、今、このような談話をするのは、後進の者達へ残したいと言う心境なのだろうと感じます。大変な苦労や悲しいことを乗り越えて、今に至っている、個人的には、素晴らしい記録を残した野球人を越えて、人として素晴らしい方だと思います。

3、張本さんのWikipedia4歳の冬、サツマイモを焼くために、土手でとんど を囲んでいた際に、急にバックしてきたトラックを避けようとしたところバランスを崩してしまい、（略）大火傷を負う。右手以外は完治したものの、右手のみに後遺症が残り、親指・人差し指は完全に伸びず、薬指と小指は癒着したままである。野球を本格的に始めてからは誰にも見せないようにしていた。（略）母親と談笑しているときに「この指がまともだったら、もっと良い成績が残せるのになぁ」と呟いたところ、母親が（略）号泣してしまった。まずいことを言ったと反省した張本はそれ以降、家族にも右手を晒さなくなった。 NHKの番組で張本の右手を取り上げる企画が予定されたが、張本は拒否。その後、NHKの解説者を務めていた川上哲治にだけ、現役引退後の座談会で右手を見せた。

川上は「よくもそんな手で…」と涙を流しながら絶句した。

4、50代半ばで原爆教育は小中高と習ってきた。世に出てからはTVで見ていた。そんな私でも記憶力の問題だろうか、広島長崎に投下されたのは覚えていても爆心地を思い出せなかった。改めて言いたい、戦争はあってはならない。写真や映像・遺品を見て憐れんでいる自分自身が憐れまれる側になり得る事をわかっていないといけない。決して他人事ではない。核兵器は地球上から廃絶しないといけない。