【事件概要】
ミラノ・コルティナオリンピックのマスコットキャラクターである「ティナ」と「ミロ」は、イタチ科の動物「オコジョ」をモチーフにしています。このオコジョが地球温暖化の影響で生息地を失い、絶滅の危機に瀕していることが分かりました。イタリア国内だけで、2100年までに生息地の40%が失われる可能性が指摘されており、春や冬に白い毛が目立つことで捕食されるリスクが高まっています。この現状を受け、マスコットを通じて保護活動の収益化を提案する声も挙がっていますが、IOCからの支援は得られていません。また、積雪不足は冬季五輪の開催地自体をも危機に追い込んでおり、2040年には五輪開催が可能な国が10か国に限定される見込みです。

【コメント】
このニュースは単なる生態系の問題にとどまらない、地球温暖化がもたらす複合的な危機の象徴と言えます。生物としてのオコジョが自然界での生存を脅かされるのは、気候変動によって積雪量が減少し、彼らが命を守る術を失っているからに他なりません。さらに、冬季五輪の開催適地が急減している現況は、資本集約的な体制に問題がある上に、人間の経済活動が自然環境へ不当な負荷をかけ続けてきた結果と捉えられます。
問題の本質は、地球規模の温暖化対策が十分に進んでいない点と、それを補完すべきIOCなどの機関による資金や支援体制が不充分であることにあります。一部では人工雪による対応が進められていますが、これは応急策にすぎません。具体策としては、以下の対処が急務でしょう。1) 世界中で再生可能エネルギーの活用を推進し、温室効果ガスの排出を抑制する仕組みを法律化すること、2) オリンピックの収益を生物多様性保護プロジェクトに直接的に寄付させる制度の導入、3) 環境条件を優先した持続可能な五輪開催方式(例えば同一開催エリアの固定化)の検討と実施です。
目先のイベント成功や経済効果に縋るだけでは、未来に誇れる地球環境は残りません。資金と労力が単なる「スポーツの祭典」に費やされるのではなく、生態系保全の加速化へとつなげる手段として使われるべきです。それが“幻の商品”を生み出した人類の責任ではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、温暖化問題は深刻だが、オリンピックに絞ります。冬季オリンピックの開催可能国の問題と、真夏に開催する夏季オリンピックの問題はどちらも深刻であるのは間違いない。どちらも開催国が少なくなって来ている。原因は気候も勿論だが、経済的負担も大きく関係している。アメリカの放送局の意向に沿って、競技スケジュールを合わせるのは止めたらどう?逆に、開催国の気候に合わせて日程や競技スケジュールを組んだらどうだろうか。複数開催地を認めた様に、開催地の気候等に日程や競技を組んで、開催地により多く経済効果をもたらすべき。その為には、IOCの根本的なガバナンス改革が必要となる。放映権等の収益の分配を根本的に見直し、開催都市(国)の経済的負担を減らすべき。
IOCや一部の国の放送局だけが、巨額の利益を上げる必要はない。オリンピック憲章、何の為に存在するのか?
2、アメリカのテレビ局の都合に合わせて、真夏の開催など、馬鹿なことばかりするからだ。東京大会も、猛暑になるのがわかっていたのに、日本の提案した秋開催を蹴って、真夏の開催を強行した。せめて、開催国の実情に合わせて開催地と開催時期を決めるようにしたらどうなのか。
3、温暖化だけではなく、冬季五輪の競技ってお金持ちにしかできない競技ばかりなんだよね。用具は高いものばかりだし、優秀なコーチを付けて幼少期から英才教育を受けて…等々冬季スポーツで、貧困層から成りあがって頂点を極めるみたいなサクセスストーリーはほぼ聞いたことがない。
4、国外の冬季五輪って、いつも雪不足が課題になる印象。オリンピックの名前は地毎度が高い都市名でも、競技会場までは長距離移動が必要とか。日本の札幌や長野みたいに、豪雪寒冷地に都市があること自体が、世界的にはレアケースなのだろう。山がちな地形の恩恵とも言える。また、冬季五輪の誘致は競技会場造設のための費用負担や環境問題から、住民が希望しない国も増えている。
日本でも札幌で2度目の五輪誘致をめぐり市民からは財政面の懸念で反対意見が多かった。冬季五輪が出来る場所自体が多くないのだから、自治体は低姿勢で誘致するんじゃなくて、「やりたいなら開催していいよ。うちのマチは金は出さないけどな」みたいな強気なスタンスで良いんじゃないのかな。既に冬季競技のインフラはあるのだから、IOCが放送権や広告の収入で修繕してオリンピックを開けば良いんだよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1e3b625f2138779cd2d1dbff1f01de8cd4e2efdc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]