第一段階:概要
2025年7月20日の参議院選挙で「参政党」が14議席を獲得し、注目を集めました。選挙後、党が提案した憲法草案について懸念の声が上がっています。この草案は、現行憲法の人権規定がほとんどなく、国民の権利が制約される危険性を孕んでいると批判されています。草案では、例えば表現の自由が明記されておらず、政府に対する批判的意見が弾圧される恐れもあります。
また、「公共の利益」を理由に国民の権利を容易に制限できる内容となっており、未来の政府が権力を濫用するリスクを含んでいます。さらに、「創憲」という言葉を使うことで、現在の憲法と異なる手続きを取る意図が示唆されており、その法的意味合いにも懸念が広がっています。
第二段階:批判型コメント
参政党の憲法草案は、まさに危険極まりない内容です。この草案が実現すれば、私たちが当たり前だと思っている基本的な権利が一切保障されない可能性があります。特に、権利制約の余地が広がる点は見過ごせません。憲法は国民を守るための基本法であり、国家権力を縛るために存在するものです。それを無視するような草案は、未来の政府に無限の権限を与えることになりかねません。
本質的に、この草案は国民の権利を「公益」の名の下で制限しやすくしており、たとえ現在の権力者が悪用しなくとも、将来の政府が権力を濫用するリスクが高いです。
解決策としては、まず現行憲法をしっかり守り、憲法改正には国民の意見を反映させることが最優先です。また、憲法草案を再検討し、人権規定を強化するべきです。最後に、政府による権力の濫用を防ぐために、透明で厳格な手続きを導入すべきです。この草案がもたらす危険を放置しては、将来に渡る自由と権利が失われることになります。
ネットからのコメント
1、”人権規定は、フランス革命など歴史の中で多くの犠牲を払って獲得してきた権利であり、それを一切記載しないのはとても危険なことです。”ここでも歴史が登場するが、日本人には歴史を知らない人がいる。そういった人には、この記事の言っている事自体、理解が追い付かない。なにせ、そもそも判断するために必要な知識が無いのだから。歴史の勉強は重要だ。今の政治や経済、これを理解する上で必須である。しかし歴史を勉強していない人は、そもそも、その重要性さえ理解できない。歴史を知っていると出来る事、出来ない事。それさえ判らないのだから。日本は、政治、金融経済、歴史。この教育をもっと重視するべきだ。
2、共産主義を掲げる日本共産党と同様に、参政党も与党となった場合、国そのものが変わるリスクをはらんでいると考えた方が良いですね。憲法草案第19条「外国人と外国資本」の中にある2項が個人的に引っ掛かります。そこには「土地は公共の財産であり、外国人または外国資本に譲渡してはならない」と、海外資本や外国人の土地取得を制限する文言が書かれているのですが、土地は公共の財産と規定されているため、私たち国民も土地の所有が制限される事になるわけです。賃貸だろうが持ち家だろうが、自分達が住む家に道路を作るとなれば文句も言わずに立ち去らなければならない、という未来が待っています。今の中国と同じです。この憲法草案を見直しまたは破棄していただかない限り、私は参政党を推せません。自由主義で民主主義の今の日本国であり続けてほしいです。
3、以前はどの政党を支持するかは、その政党の持つ国家観を支持するかがまず優先された。たとえば共産主義を是とするなら共産党とか。しかし現代選挙では国家観まで深く追及することなく、目先の公約に惹かれて投票している。
だから「日本人ファースト」という心地よい響きに目を奪われ、党首のキャラもあって、参政党が支持を伸ばしたのだ。一時的なブームに終わるかもしれないが、今後、この党の勢力を拡大させるかどうかは、国家観をよく見極める必要がある。最終的に政党を評価する視点は、あくまでもどんな国家を作ろうとしているかにある。
4、時代にそぐわない点が出てきてるとはいえ、今の憲法の内容はよくできているものだよね。参政党もいろいろ批判され、弁解を繰り返しているが、この憲法案にはその考え方が表れちゃってるよね。「公共の福祉ではなく公益としてる点」「日本人の定義の心の部分のところ」「人権規定の詳細がない点」個人より集団を・・集団の規律のためには個人は犠牲に・・・・・国家主義的な発想がみられるよね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/346349fa245a99f4644635d251160be17d4d986c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]