米国防総省は23日に発表した「国家防衛戦略」で、北朝鮮への抑止力における米国の役割を縮小し、韓国が主要な責任を負うべきだと表明しました。同時に、朝鮮半島の米軍態勢を刷新する意向を明らかにしています。現在、韓国内には約2万8500人の米兵が駐留しており、韓国政府も防衛予算を前年比で7.5%増加させるなど防衛力強化を進めています。一方で、米国のこうした役割転換の背景には、中国と台湾を含むインド太平洋地域への対応を優先する意図があり、中国の影響力抑制に主眼を置いています。これに対し韓国は反発しつつ、自国防衛力を長年強化してきましたが、今回の米軍の関与縮小は軍事対北抑止の体制に悪影響を及ぼす可能性があります。

米国の姿勢転換について、問題の本質は地域安全保障のバランスが著しく崩れるリスクにあります。米国の縮小方針は、韓国と北東アジア全体の安定性を脅かし、北朝鮮による軍事挑発の増加を招く可能性があります。
その背景には、中国との戦略的競争への注力があるものの、現実的なリスクへの対応が不足しています。
解決策として、米国はまず韓国と共同でこのリスクに対処する具体策を確立するべきです。1つ目に、韓国による防衛力の継続的強化を支援するタスクフォース設置。2つ目に、北朝鮮への抑止力維持に関する米韓間の軍事演習規模拡大。3つ目に、中国やロシアの影響力を最小化するための地域連合強化です。
米国の関与縮小は、安全保障という価値そのものを揺るがしかねません。国力を自認する国家が進むべき道とは、責任ある介入と調和的な防衛バランスの提供であるべきです。
ネットからのコメント
1、トランプ大統領はベネズエラやイランはグリーンランドのような資源が豊富な場所には積極的に軍隊を派遣したり執拗に買収を持ちかけたりしているが、逆に資源の少ない日本や韓国や台湾にはどの程度関心を持ってくれるのだろうか。国際法や平和や国際関係を軽視する発言も増えてきた中でいかに同盟関係の重要性を説き破棄させないようにするのかは、少なくとも今後3年は重要になってくると思う。
2、極東アジアの軍事バランスが、大きく変わろうとしていると思います。かつて沖縄がアメリカ領だったのも、朝鮮戦争にアメリカが大きく介入したのも、アメリカにとってはソビエト連邦を大きく意識した行動でした。ソビエトは崩壊し、ロシアの軍事的実力がウクライナ戦争で明らかになった今、アメリカが極東に軍事力を展開するメリットが薄れつつあるのだと思います。当然、日本も影響を受けると思います。日本にとって北朝鮮は大きな脅威です。在韓米軍の縮小が行われるのであれば、沖縄を始めとする在日米軍も必ず縮小されると思います。在日米軍の存在を前提としてきた日本の防衛体制も、大きく転換する必要に迫られると思います。
3、>約25ページにわたる同戦略ではまた、インド太平洋地域において、中国が米国や米国の同盟国を支配できないようにすることに重点を置く方針が示された。ここは日本人としては少し安心出来るところかも知れませんが、将来的には韓国のように梯子を外される可能性はあるのだと思う。そう思えば、今は他人事でも、日本としては危機感を感じる部分もある。
かと言って日本が単独で日本を守ることも現実的ではない。日本として相応しい仲間を作れるように、まずは現実的な憲法改正をし、相互防衛義務を負うような集団安全保障の構築を目指すべきでは。
4、グローバリズムが終わるので、そこの地域はそこで何とかしてねという世界観に変わります。日本もそうですね。中国やロシアが本土以外の微妙なボーダーラインを攻めてきたら自分達で何とかしてねっていう話ですね。基準の考え方を更新する必要があります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3893e338ab7f65c85635cc45029e44c99d3d7302,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]